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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
お前に何がわかる。
その辛辣な言葉に、静かに同意した。
わからない。
だれにもわからない。
わかってほしいなど最初から思っていない。
わかっているのは自分たちだけでいい。
わかる必要などない。
ぎりぎりの一線で保たれていながら、誰もそれに気付かなかったおかしなチーム。
最初からおかしかったその構造から、一つ、また一つとピースが抜かれていく。
その状況が異常なことは皆わかっていて、けれどそれを止める術を誰一人持たなかった。
手を伸ばして、崩れかけたそれを必死で繋ぎ止めていた。
もう二度とあんな関係には戻りたくないと思う、その一方で。
誰もが望まずにはいられない、愛しく、大切な何かがそこにはあった。
かけがえのなかったもの。
失ってから気づいた。
気付かされた。
それがどれだけ自分たちを救い、幸せにしていたか。
あの異常な、歪んで歪んだ醜く苦痛に塗れた空間。
それなのにどうしようもなく楽しく充実し満たされていた自分たち。
嫌いなはずなのに酷く愛しく、知らぬうちに懐古しているこの不思議。
わからない。
わかるはずなどあるものか。
言葉でなど。
どうやっても語れない。
僕たちだけが。
僕たちだけが知っている。
あんなにも幸せで、あんなにも苦痛だった、あの愛しい、僕らの。
過ごした僕たちだけが、知っている。
その幸福を、希望を、真の奇跡を、落胆を、絶望を。
忘れようにも鮮烈で、重くて、残酷で。
どうやっても薄れてはくれないのだ。
嘲笑うかのように、いつも、いつもそこにある。
僕らを、育んだ、場所。
なんで今でも。
こんなに愛してるんだ。