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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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長い長い春休み。
入学前指導の課題と制服、教科書類はもう全て手に入っていて、部屋に飾られている。
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誰かのためになんて生きちゃ駄目です。
自分のために。キミのために、生きてください。
それで、いいんです。

青峰君は可哀相だ。
そうまともに思ったのは初めてだった。

頭が、ぐらぐらする。
熱が上がってきたらしい。
1人で帰るのは、やっぱりやめたほうがよかったか。


「最近、青峰と一緒にいないな」

そう言った瞬間、黒子が凍りついたのがわかった。
一瞬だけ、酷く傷ついた表情を覗かせた。
それは明らかだったけれど。
 


結局、今日の部活に青峰は出てこなかった。
黒子も、それは覚悟していた。
あれだけのことを言い合って、普通に、何もなかった顔などできない。
今日はもう青峰を呼べそうにもなかった。

すっげぇ、かわいそうね。
黙って下さい。
慰めてあげようか。
いりません。

オレはアイツがいなくても生きていけるんだろうか。
アイツはオレがいなくても生きていけるんだろうか。


(青桃前提の黒桃含む黄黒。黒桃本当に好きな人にはあんまり向かないかも)

桃井さんは、青峰君が好きなんですよ。
え?いやだって、
本当は青峰君のことが好きなんです、彼女は。でも青峰君はまだまだ子供だから、恋愛対象じゃないんですよね。
…。


どこへも行かないで。

馬乗りで、首に手をかけて。
泣きそうになりながら、静かに、喚く。
声も、体も、弱々しく震えていた。

黄瀬は、その姿を、ただ優しく見つめる。
 


アイツを見つけるのには訓練が必要だ。
煩い奴らには気を取られないこと。
誰もいないような隅を見ること。
本を持った手を見つけること。
器用に人の間をすり抜ける猫のような動きに眼を止めること。


(黒子失踪直後)


2学期が始まってすぐ。
集会の前にレギュラーに招集がかかった。
 


いつからか、眠れないときは、それを取り出す癖がついた。

女だったら、よかったのにな。
…何ですか?
オマエが、女だったら、よかったのになって。
どういうつもりですか。
まんまだよ。そーだったら、色々、簡単だったのにな。



「黒子、お前。実は無理してるだろ」

言われて、立ち尽くした。
あまりにも図星で、どうすることもできない。
 

(13巻キセキ集合後)


じゃあと背を向けた身体が、足を止めた。
まだ何かあんのかよ、と、青峰がめんどくさそうな顔を浮かべた。


抱き寄せた腕の中には誰もいなかった。
その瞬間全てを理解した。

試合で、腰を壊した選手が出た。
前々から悪かったのを、ずっと隠していたらしい。
相当ボロボロになっていて、今は、入院していて、手術を控えている。

この世界が終わるとき二人で一緒にいられるだろうか。
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