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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
違うと思ったんならさ。
その時に、きっぱりそういうべきだったんじゃないの。
やめられなかったのは、黒子ちゃんの勝手な未練だよね。
違うけど、でもそこにいたかったんでしょ?
その時まではさ。
義理でそこまでいたの?
でも、もうそこに黒子ちゃんは要らなかったわけでしょ?
だからいなくなったんだよね。
なら、どうして途中でいなくならなかったの。
結局、黒子ちゃんは、自分からは捨てられなかったんでしょ。
面倒だった?
違うよね。
卑怯だよ。
最低だね。
自分の我儘で、利用できるときを命一杯利用してさ。
それで終わった時に初めて、一方的にやめたんだよね。
凄い勝手だよ。
ねえ、何か言い訳できるならして見せてよ。
「…いいえ。ありません」
へぇ?
「全部、君の言うとおりですから」
「僕は、卑怯者です」
…そうやって、あっさり認めて見せるところとか、俺、嫌い。
いっつもさ、自分は違うところにいますって顔をして、俺たちを見下してれば満足なわけ?
俺から見れば、キセキの奴らもお前も一緒だよ。
いや、黒子ちゃんの方がタチ悪ぃかな。
だって黒子ちゃんのって、逃げるのが得意な能力だもんね。
状況が悪くなればすぐに逃げられるんだもん。
今は立ち向かってるけど、また、おんなじ状況になれば、逃げるんだろうね。
すっげぇ、卑怯くさい。
皆、逃げられない土俵の上で勝負してんだよ。
お前だけいつでも逃げられるんだ。
言い逃れできる?
「……」
何、笑ってんの。
「いえ。高尾君は、凄いですね。…こんなことを言われたのは、初めてです」
だろうね。
だって、真ちゃんもさ、結局お前には甘いからさ。
「それに、そんなこと言えるのも、高尾君だけですから」
…なにそれ。
「だって、僕が逃げなくても、逃げてても、大抵の人にはわかりませんから。
…わかります?僕は、逃げてなくても逃げてるのと一緒なんです。
声を上げて、反抗しない限り。それでも、無視しようと思えば、簡単ですから」
…ふぅん。
じゃあ、キセキの奴らがお前の言ってることに納得してさ、そしたら、またお前は黙り込んで見えなくなるんだ。
「…そうかもしれません」
お前さ、バスケがなくなったら何すんの。
「…今は、考えてません」
…あー、なんか、お前って馬鹿な。
ちょっとわかったわ。
お前、ほんとに今しかないんだな。
可哀相だね。
「…そうかもしれません」
ああ。
お前ってほんと、可哀相な奴だよ。
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