尽くしていなければ、僕には価値がないと思ってしまうんです。
 

動きたい。

戦いたい。


何か、誰かのためにしていなければ僕には、生きている意味がない。


だから生きているんです。

だから戦い続けているんです。


僕が必要なくなるなら。

僕の人生に意味はないんです。



お願いだからどこにもいかないでください。


僕の犠牲を受け取っていてください。



気付いてとは言いません。

むしろ気づかないで。


僕の苦労を踏みにじって、栄光を掴んで。



けれど僕に戦わせて。


僕の意味だけは奪わないで。



戦い続けるから。捧げ続けるから。



僕の居場所だけは。







居場所だけは。








血を吐いて倒れても死んでも構わない。









それならそれでいいんです。




ただ何もなく生き残ることだけが、恐ろしい。

ただ目的もなく生きてさまよい続けることを思えば最高の死に様。





誰もそれを見なくてもいい。

僕がそれに意味を見いだせさえすれば。

それだけでいい。









それだけのために。

生きてきた。











本当は、他のことなんてどうでもよくて。

この欲をどうにかするために。









自己満足の陶酔行為。











それだけが、僕を生かす。





その為に、僕は生きる。