カントク遊ばしてくんないもんねー。
馬鹿野郎、そんな暇ねぇっつの。
まあでも、プール練とかいかにも楽しそうに見えるからな。
そうだろ、最初は家族にも楽しそうでいいなとか言われたぞ。
実際はそんなことないよねー…。
まあ、冷たくて気持ちよくはあるんだけどな、ホントに。

…でも、プールって疲れが限界まで来ると吐き気が来ますよね。
…いや、来ねーけど？
うーんまあわかる気はするが…。
プールでは吐くなよ…頼むから。
わかってます。慣れてますし、そんな醜態は流石にさらしたくないので。
慣れてんのかよ…。

でも大丈夫か？それだとご飯とかつらかったりしないのか。
それは、まあ程々に。
…オマエそれ以上痩せてどーすんだよ。
でも確かに食べてすぐ泳ぐとすっごいオエッってなるよねー。
やっぱり負担が大きいってことなんだろうなぁ。
でもセンパイ達はもう慣れてるんでしょう？
ああ、まあな。
ずっとやってれば流石にね。でもメニューどんどんきつくなってくけど…。

そりゃあレベルアップした肉体に合わせて行かなきゃ意味ないじゃない！

カントク…。
まあ、真理っすよね。
いや、誰も嫌とは言ってねーだろ。きついけど、ちゃんと頑張るさ。
そりゃ当然よ。ちゃんとやってもらわないと困るわ。
無償でプールも使わしてもらってるしね。
まあそれはいいのよ。どうせ水回すんだから。
いや、でも助かるよ。

まあ、体育館練の後にできたら最高だけどな。
それはしょうがないでしょ。夜は書き入れ時なんだから。
仕事を終えた人たちが来るからですね。
最近そういうの流行りだしな。
メタボが増えてるみたいだしね。

でも、体育館練の後はよくないと思います。
ん、なんで？
疲れで足がつったりしたら、即溺れます。

……あー…。
それもちゃんと考えてあるわよ。だから入れないの。
オマエ何もなくても浮かんでるしな…。
浮かんでるだけまだましだと思ってください。
…確かに沈んだら見つからないな…。
怖え話すんなよ！！

ちゃんとサポートし合ってよね。因みに、もし溺れたらうちのパパが人工呼吸するから。
………それは、嫌だな。
うわーなんか今までより気を付ける気になったし！
それ最悪じゃねぇか…ですよ。
まあ、緊急時は止むを得ないんでしょうけどね…。

そーよ、ウチのジムから死亡者出したくないし！
大事だな…。
そしたらカントクバスケ部どころじゃなくなっちゃうだろうしね。
体調不良はちゃんと自己申告しろよ、マジで怖くなってきた…。
黒子、やばいときはなるべく火神かオレの近くに来といたほうがいいかも。
そうですね、気を付けておきます。

…なんかオレがコイツといつも一緒みたいになってるじゃねぇですか。
まあプレイの関係上よく一緒にいるしな。
クラスも一緒だし？
何だかんだで見つけるのも上手いしな。
まあね、黒子君いつも見つけられないなんてことになったら大変だからそれでいいのよ。
…オレはオマエの世話係じゃねぇぞ。
別にお世話してくださいなんて言ってないですけど。
あー、喧嘩しない、そこ。

はい、じゃそろそろ練習始めましょうか。
おう。
はい。
りょうかーい。
よし、頑張るか。