どしたの。真ちゃんに用事？
いえ。今日は、練習で。
自主練？こんなとこまで？よくやるねぇ。
これぐらい、たいしたことじゃないです。

オマエらって、ホント、すげぇバスケ馬鹿だよねぇ。
まあ、そう言われても仕方ないとは思います。
だと思うよ。どーする、まだ真ちゃんこの辺いると思うし、呼ぼっか？
いえ、いいです。用事があるわけでもないですから。

そ。でも会ったら何だかんだ話してるくせに。
大抵文句をつけられてるだけですよ。
あははっ、まあ、それがアイツの愛情表現なんだって！
…嫌な愛情表現ですね。
おもろいじゃん。

…キミも不思議な人ですよね。
いや、オマエらには負けると思うけど。
…そうなんですかね。

で、調子はどうよ？
…上々ですよ。以前よりは格段に進化してます。
ふーん。じゃ、楽しみにしとくわ。ま、あんまり手強くなられても困るんだけど。
そうですね。敵同士、ですからね。
そーね。…でも、簡単に負けられちゃつまらないから。少しは、根性見せろよ？
…キミのそういうところ、好きですよ。

……。…そういうの、真ちゃんにも言ってあげればいいのに。
どうせ大した反応なんて返ってきませんよ。
いやいや、そー見えて結構喜んでたりするんだなこれが。

すっかり世話係ですね。
まー面白いかんね。そっちだって、オマエのお守りは火神だろ？
…別に、面倒みられてるつもりはないですが。
まーそっちはあいつも無茶苦茶だしな～。バランスとれてていーんじゃね？
そうですかね。

ま、オマエらがどうしてようが、オレ達には何の関係もないんだけどね。
まあ、そうですね。
そっけないなー。
事実ですから。
まーね。…そろそろ帰る？
そうですね…そうしましょうか。

途中まで付き合うよ。
好きにしてください。
オマエ、オレの相手すんのめんどくさくなってね？
さあ、どうでしょう。
ひでーなー。
…ボクから話しかけなくても、キミは気付いてくれるからかもしれませんね。

…オマエって時々素直なんだな。
そういうときもあります。
ふーん？
生意気な方が好みですか。
いや？どっちも楽しーからいいんだよ。
…そうですか。
ああ。

ってかさ、オレがどっちがいーって言ったら、それに合わせてくれんの？
いいえ。自惚れないでください。
ひでー！
それなら、他の人に乗り換えた方がいいですよって、言いますね。
…オマエさー、そんなに卑屈に生きてて人生楽しい？
別に卑屈じゃないです。できないことはしない主義なだけです。
でも好かれるようにぐらい人事尽くしたらいいのに。あーでも黒子ちゃんはオレのこと嫌いなんだっけ？
…別に、嫌いじゃないですけど。
ふーん。

…キミ、家そっちでしょう。帰ったらどうですか。
あらま素っ気ない。
別に女の子じゃないんで、送ってもらう必要もないです。
あっそ。ならいーけど。まーこっちきたら顔だすなり連絡するなりしろよ。また話そうぜ。
…キミって結構マメですよね。
そうじゃなきゃアイツの相手なんて務まらねーよ。
確かにそうですね。…それでは、また。
ああ。じゃーな！