今日は彼を甘やかそう。
甘やかして甘やかして、溶けて、崩れるまで。
それができるのはオレしかいないから。
痛みを、つらさを、苦しみを、全て見てきたオレだから。
そりゃ、きっと全部なんか見せられてない。
一人で抱えて、何とか乗り越えてきたことはいくらでもあるだろう。
でも、それでも、オレがきっと一番知っているから。
その変わることのない表情の裏に、幾重にも重なった傷跡を。
だから、今日は彼を甘やかす。
理由なんてなくていい。
オレが彼を好きだからで、それだけでいい。
もう何も考えることもできなくなるぐらい。
どろどろに、甘やかしてあげる。
(結局オレの自己満足なんだけど)
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