忍者ブログ
黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
最新コメント
[07/17 ちとせ]
[05/21 たなか]
[04/28 刹那]
[12/03 たなか]
[11/13 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
性別:
女性
自己紹介:
すみません、暫くPCに触れることができなくなるので、返信等一切できなくなります。
ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
ブログ内検索
最古記事
(03/01)
(03/02)
(03/03)
(03/04)
(03/06)
カウンター
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
バーコード
[21] [20] [19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [295]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 


「それでは面白くもなんともない」


 



 



そう赤司君が言ったことを聞いて、身の毛がよだつ思いがした。






変わってしまった。

こんなところまで。






勝つだけでは駄目だという認識は一致している。

けれど、そこからの求め方が、違う。








こんなにも。



こんなにも、恐ろしい、方向へ。








勝つことが当たり前で、面白くないから試合にも出ないだなんて。



確かに赤司君は自分が試合に出ることに拘りはしない人だった。

うまくメンツを切り替えて状況を変えることを好む人だった。







でも、ここまで、彼は、歪んでいただろうか?







「黒子、どうした?」



木吉先輩が、こっちを見ている。



「いえ…何でもないです」

「そうか?まあ、なんかあったらいつでも言えよ」

「はい。ありがとうございます」





言えない。

きっと、誰にも言うことはないだろう。





こんなことを思っているのは、僕だけなのだろうか。





何かが、何かが、おかしい。






恐ろしい。








あの頃から、僕らは、ずいぶん遠いところに来てしまった。  












もうわかっていた筈のことを、今になって、再び思い知る。 







 

PR
コメント
コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
トラックバック
この記事にトラックバックする:
© [ BLUE MIRAGE - bm-pastel ] 忍者ブログ [PR]