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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「うわ、今日、すごい明るいッスね」
「満月だからじゃない?」
「あ、ホントだ。真ん丸ッスね」
「まぁ、ちゃんと丸いのかはわかんないけどね」
「まあ、15夜であることは間違いないぞ」
「緑間君」
「今日が旧暦の15夜だからな」
「…そうなんですか」
「え?でも今日、12日だよね?」
「旧暦と今の暦は厳密に30日ずれているわけではないからな」
「へー?」
「とにかく今日が本来団子を飾って月見をするべき日ということだ」
「詳しいですね」
「国語が好きだと自負するならこれぐらい知っておけ」
「毎年日付が大幅にずれるので、中々」
「…和菓子屋さんとか行ったら、お団子とか売ってるのかなぁ?」
「売っているだろう、そういうところは昔の風習に合わせるものだからな」
「あー腹減ってきたな」
「青峰君ってば…そりゃまあ減ってるけど」
「風情がないですよ」
「うっせー。月なんて食えねーだろーが」
「すごい花より団子発言ッスね…」
「まあ、都会で月見もなかなか難しいものがありますし」
「月の光は殆ど届かんからな…」
「こういう時は田舎の人たちが羨ましいね」
「でもどうせ、田舎でもこんなこと意識している奴は一部だろうさ」
「…赤司君」
「現代人なんて時間に追われて日々の暮らしを全うするのに精々さ」
「…また、浪漫のない物言いですね」
「仕方ないさ。そういう世の中なんだから」
「…あ、じゃあ、皆でお団子でも食べてその流れに逆らおうよ!」
「団子~?」
「いいじゃない、たまには!」
「発想がおばさんくさいよね」
「ムッ君!!」
「いえ、悪くないですよ」
「だが、和菓子屋はもう閉まってる時間ではないか?」
「じゃあ、コンビニで?」
「…いつもと変わんねーじゃねーか」
「いいじゃない!雰囲気が大事なの!」
「滅茶苦茶言うな…」
「まー別にいーけど?食べても」
「珍しく素直ですね」
「奢りなら」
「…もー!なんでそういう発想かなぁ!?」
「けど、まあまとめ売りされてるだろうからな」
「黄瀬ちょっと行って買って来いよ」
「オレッスか!?」
「オマエしかいねーだろ」
「まあ一番金持ちだから仕方ないな」
「ヒドッ!?」
「…黄瀬君、ボクも出しますよ」
「黒子っち!?いやそんな黒子っちだけに出させるわけにはいかないって!!」
「ならとっとと買って来い、馬鹿め」
「…ハイハイ」
「…いえ、出しますよ?」
「いや、オレが出すんで大丈夫ッスよ。どーせ、たいした額じゃないしね」
「流石、金持ちは言うことが違うな」
「早くしてよー、お腹すいた」
「…来年は、皆でお金出しあって、ちゃんとした和菓子屋さんで買おっか!」
「…まあ、その頃には部活も終わっているだろうしな」
「日が暮れる前に買いに行けるってか」
「そんなに団子に興味ないんだけど」
「まあ、食べてみたら意外と美味しいかもしれないぞ」
「店や値段で大きく変わるからな」
「じゃあ、それで決定!今日はきーちゃんに甘えちゃおっかな」
「いつも甘えっぱなしだろ」
「皆もそーじゃん!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら、帰り道を行く。
月の光は、地上の光にさえぎられて。
けれど、柔らかく彼らを包む。
暖かな予想を立て、楽しく未来について語りながら、彼らは行く。
そんな来年は、結局、来なかったのだけど。
10年に一度見られるかどうかぐらいだそう。
それに、15夜と言っても正確に満月であることもなかったりするそうです。
ただ、満月に近い日付であることは確かですし、旧暦の8月15日に月見を行う、ということが大事、ということらしいです^^
でも今年はちゃんと満月らしい?ですよ!
よく知らないんですけど(汗)
まともに月見したことはないんですけどねー。
小学生の時お抹茶を飲んだぐらい?
作法がちょっと学べて面白かったです。
どうでもいい話になってしまいました!
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