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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
うららかな午後。
黄瀬と黒子は、二人で、ただのんびりと時をすごしていた。
しかし黒子は、幸せそうに頬を緩ませる黄瀬を、ふと見て。
突然、黄瀬の頬をつまんで引っ張った。
「いだだだだ!!っちょ、黒子っち~!!」
「……。」
「痛いッス…。どしたんスか?」
「…キミの顔ってむかつきますよね」
「ヒドッ!?」
「…キレイで」
「……褒めるなら、もっと素直に褒めて欲しいな」
「褒めてません」
「まあ、嬉しいけど」
「……色々と得してるんでしょうね」
「そうッスね、モデルとか顔大事ッスから」
「……」
「嫉妬ッスか?」
「調子に乗らないでください」
「あた。…大丈夫ッスよ、オレ、黒子っちしか見てないんで」
「…どうですかね」
「信じてよー」
「……信じてますよ」
「…そんな嫌そうに言うことじゃなくないッスか?」
「キミといると馬鹿なことばかり考えるんです」
「馬鹿なこと?」
「…いえ。たいしたことではないですけど」
「…言ってよ。気になるから」
「………やっぱやです」
「えー!?」
「……」
「…ねぇ、それって、やっぱり嫉妬?」
「………」
「…そんなこと考えなくてもいいって。…ホントにオレ、黒子っちのことしか考えてないよ」
「…そんな冗談はいいです」
「冗談じゃないって。ホントに」
「…」
「オレは、黒子っちのものだよ」
「…」
「好きにしていいからね」
「……不安になりたくないんてないんですけど」
「…うん」
「不安になってしまいます」
「そう?」
「ボクなんかで、キミは満足できるんですか」
「…黒子っちは、十分魅力的ッスよ?」
「…ボクにはわかりません」
「そういう慎ましいとこ含めてね。大好きだから」
「………」
「安心してて。できなくても、呼んでね。すぐ行くよ」
「キミは、時々真面目に馬鹿ですよね」
「え」
「そこまでしてくれなくていいです。時々、すごく、申し訳なくなります」
「…好きだからしてるだけ。黒子っちが気にすることじゃないって」
「気にしますよ」
「…オレのしたいようにさせてよ。オレはそれで、幸せなんだから」
「………。…じゃあキミも、してもらいたいことがあれば言ってください」
「ホントに?」
「……できる範囲で、受け付けます」
「…抱きしめて、いい?」
「………。どうぞ」
「好きだよ」
「…はい」
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