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黄瀬くんが、あんまりにも綺麗に笑って、茜色に染まっていく空を指さすものだから。
つい、笑い返してしまった。
つい、悪くないかもしれないと、思ってしまった。
でも。まだ、駄目ですよ。
なんで?
まだ、バスケ、したいじゃないですか。
そっか。そうだね。
満足したら。
ん?
満足したら、一緒に、飛んでもいいかもしれません。
…ありがと、黒子っち。
大好きだよ。
…知ってます。
うん。へへ。
帰りましょうか。
うん。
本当にそんなことを望んではいないはずなのだけど。
日があまりにも美しく暮れていくから。
無邪気な彼を愛しいと思うから。
そうしてしまってもいいかと思った、今日この頃。
ボクが理性を手放せばまっさかさま。
逃げなければいけないはずの関係を止めたいと、思わないのが、もう、どうしようもない証拠だと思った。
重ねた手は、暖かく、優しくて。
死ぬまで一緒にいたいと。
ともに終焉を迎えることができたら、どんなにいいかと。
そんな馬鹿なことを思わせた。
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