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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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拳を、避けた。

つまらねーと、決めつけた。

期待するのをやめた。
 



練習に意味を見いだせなくなった。

全員が格下と見下した。

誰にも頼ることをしなくなった。

個人プレイが飛躍的に増えた。

点が入ることを、試合に勝つことを、喜ばなくなった。

ただ当たり前のことだと感じるようになった。






荒んだ瞳で。

何一つ楽しくなさそうにバスケに向かう。





相手がじたばたするのを楽しんだり。

あえて手加減してどうくるのかを観察したり。

そんなことをして束の間退屈を紛らわせている。





こんなものが欲しかったはずはないのに。






けれどもうそうするしか彼が楽しむ方法はなかった。











圧倒的な実力差の前で、彼は、神にでもなったかのように。

他者を手の上で操り、その反応を見て楽しんだ。





そんなことちっとも楽しくないと気付いていながら。


歪んだ楽しみに身を任せ。

誰にも到達できない絶望の中。








誰かが何とかしてくれると思うことも放棄してしまった。






希望を持つことをやめて。

惰性で生きる。




そんな人生に何があるのか。











何もないと。



誰しもが気づいている。

彼自身でさえ。





















笑わないわけではない。

ふざけることはある。

くだらないことに笑って、人をからかって楽しむ悪癖は変わってはいない。





けれど。

その眼は冷えている。







何もかもただの時間つぶしの余興でしかないのだった。


その場しのぎ。


得るものなど何もなく。


適当に日々を消費するための。












バスケ以外のことを口にして笑う。

かつて以上にしつこく絡む。

嫌われようがどうしようがまるで、興味はなく。


ただ好きなようにふるまって。










誰もそれを止められないのがまた彼を絶望させているのに。


周りだってもうそうやって彼に接するしかない。













距離を感じつつ、それを知りながら、合わせて笑った。






元々バスケ以外は合わない2人だった。







だからバスケで関われなくなったなら、この関係は。









崩れていくばかりだと、知っていた。














見かけだけ取り繕っている。



平然と笑っている。


過ごしている。













これ以上壊れてしまわないように。


恐る恐る。


丁寧に。


逃げ出したくなるのを、堪えて。

















彼がもうボクを必要としていないことがわかってしまうのが悲しかった。









ただ今更関係を壊そうとする気力も彼にはないだけで。














本当は。


いらないんだと。


















救ってあげたかった、幸せにしてあげたかった、一緒に、喜びを見つけたかった。









隣にいたかった。













でも駄目だったんだ。













だから今日も。


ふざけてからかってくる彼の色のない眼を。

見ないようにしながら、ただ、かつての関係を演じている。







試合になればこんなもの一瞬で消えてしまうのに。















希望なんてないよ。



このどうすることもできない距離を。



彼の絶望を。










終わらせることができるなんて、信じることすらできない。








 
 

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