黒子っちー、ちょっとー…っ！！？？
おわっ。
！！

…痛った…。
あーあ、やりやがって。
キミが避けたから当たったんじゃないですか。
オイ大丈夫か？
すみません、ふざけすぎました…。

…ん、多分、ちょっと休めば。
…保健室、行きましょうか。
あーあ、バッカでー。
…。
うおっ！！てめ、これ以上怪我人増やそうとすんじゃねぇよ！！
手が勝手に動きました。…黄瀬君、大丈夫ですか。
まあ、だいじょぶッス。ちょっと前見辛いけどね。
…手、貸してください。
わ、何か新鮮。
喜ばないでください。行きますよ。
うん。



…本当に、すみませんでした。
いーッスよ、そんなたいした怪我でもなかったし。
結果的にそうなっただけです。もう少し、冷静になるよう努めます。
これ以上冷静になってどーするんスか…。
青峰君と付き合うのには忍耐が要ります。
うーん、まあそれはわかるッスけど。でも、本当にいいからさ。
よくありませんよ。

…。顔に傷残ったら、婿に貰ってくれさえすればオレは満足なんスけど。
…何を言ってるんですか。
むしろ貰ってくれるなら喜んで怪我するッスよ！

…キミは、どMなんですね。
いやいや！黒子っちがオレにしてくれることなら、なんでも嬉しいってだけッスよ！痛いのは、ちょっとヤだけど。
…キミなら、貰い手はいくらでもいるでしょう。
もー、そんなことが言いたいんじゃないんだって！わかってるくせに。
…ボクは、冗談は嫌いです。

冗談じゃないって。…信じてよ。
……今日は、部活は無理ですかね。
…なんて無茶苦茶な話のそらし方ッスか…。

…まあとにかく、赤司君には報告しないといけませんね。
…黒子っち、怒られない？
まあ、怒られてもたかが知れてます。
キャプテン、黒子っちには優しいからねー…。
壊れたら、困るからですよ。
……確かに、黒子っちは壊れ物な感じするッス…。
…そういう意味では、無いんですけどね。

じゃあ、行きましょうか。
…帰りは、手、繋いでくれないんスか？
…視界、大分戻ったでしょう。
まだ、ちょっと不自由かも。

…仕方ないですね。
やった！黒子っち、大好きッス！！