「ハンデにはなるかもしれねーよな」
「…キミは、それで幸せなんですか？」
「冗談だよ。…元も子もねーよな」
「……」
「別にうまそーだとも思わねーし。たけーし」
「……」

「…何だよ」
「…はい？」
「なんで、オマエがそんな傷ついた顔してんだよ」
「…してません」
「…そーか？」
「はい」
「…ふーん」

「吸わないでくださいね」
「だから吸わねーっつってんだろ」
「吸ったら、ボクは、キミのことを一生許さないと思います」
「別に、オマエに許してもらう必要ねーけど」

「…それなら、好きにしてください」
「…吸わねぇって。ってかオマエが吸うなよ。吸ったらすぐに死にそう」
「吸いませんよ。似合わないですし」
「っは！そりゃそーだ！」
「まあ似合うとか似合わないとかで判断する話でもないですけどね」
「…オマエが吸ってるところは見たくねぇ」
「…ボクだって、同じですよ」








「…なー、テツ」
「はい」
「バスケ、好きか」
「………。…好きですよ」
「そうか」
「好きです。…大好きです」
「そうか。……よかったな」
「……」

「…テツ」
「……」
「泣くなよ」
「泣いてないです」
「泣いてるだろーが」
「泣いてません」







ボクは幸せなんですか。

本当に幸せなんですか。

















たとえ幸せでなくてもいいから。









ボクはキミの傍にいたかった。


















それだけでよかったのに。