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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「そういえば、明日、枕草子の暗唱のテストありましたね」
「えっまじッスか!?」
「はい」
「えー…」
「あーオレサボろーかな」
「駄目ですよ、ちゃんとやっとけば10点くれるそうですから」
「10点かぁ、確かに大きい…」
「適当にやっても3点ぐらいくれるんじゃない?」
「その程度のことで騒ぐなど、なっていないな」
「緑間っちにはわかんねーッスよ!覚えられないものは覚えられないんスもん!」
「でも、努力が足りないのも事実だと思いますけど」
「でもぶっちゃけ覚えてたって何の意味もねーじゃねーか」
「お前はいつもそういうことしか言わないな」
「だってそうじゃね?なんで昔の本を暗記しなきゃなんねーんだよ」
「…まあそういう言い方もできますか」
「確かに、本の冒頭を覚えるとか意味ないッスよね…」
「そうそう、大事なのって中身じゃん?」
「日本人としてそれぐらいのことは知っておくべきだということだろう」
「別に日本人とかまじどーでもよくね?だったらなんで英語覚えさすんだよ」
「馬鹿かお前は。共通の言語を使うということは、共通の民族になるという話ではないのだよ」
「…わけがわからないッス」
「…抽象的」
「緑間君、ちょっと難しく考えすぎじゃないですか」
「逆に馬鹿じゃねーの」
「何だと?」
「ちょ、ちょっと落ち着いてッス!なんでこんなことで喧嘩になるんスか!」
「こんなこととはなんだ、大体お前たちには向上心がない!」
「お前みたいに向上心ばっかの奴の方が珍しいよ」
「確かに…」
「黒ちんだって適当なとこで満足してるしね」
「…黒子」
「…必要がある時は努力してますよ」
「ちょっと緑間っち!黒子っちが大人しいからって黒子っちばっかり責めるのは間違ってるッスよ!」
「オレはオマエ達全員に文句があるが」
「そんなにカリカリすんなよ。ハゲるぞ」
「誰がハゲるか!!」
「でも一番ハゲそうな性格してるけどね」
「赤司君もやばそうじゃないですか?」
「ぶっ…!!黒子っちそれは…」
「それあいつに言ってみろよ!!やべっ…ウケる…」
「まあ男である限りその危険性は常にあるわけですけど」
「嫌ッスね…」
「というか、枕草子の話はどうなったのだよ…」
「そうでした」
「もーいいよ…」
「よくないのだよ。どうせテストにも出るのだからちゃんと勉強しておけ」
「はいはい…」
「春はあけぼの。ようよう白くなり行く山木は、はい、何ですか黄瀬君」
「え…紫だちたる雲の…」
「何か抜けてます」
「え~?」
「少しあかりて、紫だちたる雲の、はい青峰君」
「…なんか、たなびいてるんだっけ」
「…そうですね」
「あ、細くたなびきたる、っすね。確かに聞いた記憶あるッスよ」
「…ちゃんと覚えてないとだめだと思うんですけど」
「では、夏はなんだ、紫原」
「えー…夕暮れ?」
「それは秋だ。正解は夜だな」
「蛍とかと連動させて覚えるといいですよ」
「夏は夜。月のころはさらなり、闇もなお。蛍の多く飛びちがいたる、また、ただ、一つ二つなど、仄かにうち惹かれていくもをかし。
雨など降るもをかし」
「流石、よく覚えてるッスね」
「夏が一番覚えにくい気がします」
「長いのは秋だがな」
「秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、3つ4つ、2つ3つなど飛び急ぐさえ哀れなり。
まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言うべきにあらず。…ですね」
「よくそんなの覚えるッスね」
「ってかをかしをかしってうざくね?何回同じこと言ってんだよ」
「でも同じ意味で別の単語使われても混乱しますよ」
「こういうのは口に出して覚えるのが一番なのだよ。家に帰ったら声に出して読んでおけ」
「オレ、明日学校休もうかな…」
「無駄ですよ、欠席者には後日呼び出しがあるそうです」
「げー…」
「というかお前は休みすぎだ。学生の本分を忘れるな」
「別に卒業できればいーと思うけど。だって中学って留年ないし?」
「…高校生になってから大変ですよ」
「全くなのだよ」
「確か、留年すると公式な試合には出られなくなった気がします」
「えっそれ酷くない!?」
「世の中そううまくはできていない、諦めることだな」
「後は冬ですね」
「つとめて、だろ」
「あれ、よく覚えてましたね」
「なんとなく」
「ってかあけぼのとつとめてってどう違うんスか…。あ、説明してくれなくてもいいスよ」
「…ふん。…冬はつとめて。雪の降りたるは言うべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし」
「以上ですね」
「っかーだりー。どんだけ時間かかるんだよコレ…」
「覚えてれば授業がつぶれて楽ですよ」
「でも寸前で覚えたのに抜けたりしません?」
「まあそれはあります」
「じゃあ意味ないじゃん」
「でも早めから覚えれば要所要所はわかってるので、詰まっても何とかなります」
「もうちっとも早くねーよ」
「まー明日の待ち時間で覚えようとするやつも多分多いんで大丈夫ッスよ」
「全く、見苦しいな」
「まあ全くやる気がないよりはましですよ」
「とにかく、頑張りましょう」
「だりー…」
「とりあえず10回音読しろ。話はそれからだ」
「スパルタッスねー…」
ちょっと中途半端な出来でごめんなさい><
個人的には楽しくかけました。
こういう暗記系って好きです。
古典って、凄く発音に情緒があるんですよね。
今の日本語にはない美しさというか。
まあ意味わかんないのもよくわかりますが!!
拍手お返事でーす^^
コウさんこんにちは!
キセキのやつらを書くときはいかに生き生き馬鹿らしく楽しげに書けるかを意識してますね(笑)
なんでしょう、すらすらと綺麗に音読、暗唱できる人はいいですよね。
日本語力とかの現われの気がします^^
黒子と緑間は根が真面目な分苦労性な感じがしますねー。
赤司は…うん、なんとなくやってしまいました(笑)
これ、赤司の正体をもっと知らなかったころに書いたので、そのころのイメージが入ってます(爆)
今は、あんまりハゲそうなイメージないかも…?
でも禿げてたらウケますね。
いじったら楽しいタイプかもですね。
ただ実際やると後が怖そうですが。
緑黒+黒お気に召しました?
あれは結構うまく話の構成ができた気がして、お気に入りです^^
一度考察したことを後からとらえなおしたりするのも楽しいので、いつでも声かけて下さいまし♪
忙しいのに見に来てくださって嬉しいです、でも無理はなさらないでくださいね!
もう梅雨ですねー。
うちは実は結構田舎なので、近くに蛍が出始めてるんですよー。
あんまりたくさんはいないので(しかも距離が遠い)、目を凝らして見つめております。
黒子たちは都会にいるから、蛍に関連した話をかけなさそうなのがちょっと残念です。
無理やり合宿でも行かせましょうかね?(笑)
雨に降られて風邪でもひかないようにお互い気を付けましょう^^
ではでは、ありがとうございました!
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