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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「日向、後ろ!!」
試合終了まで、あと数分。
同点の、拮抗した状態にどう決着をつけるかが、勝負のカギを握るとき。
相手チームに前を塞がれる形となった日向に、伊月が声を上げる。
その後ろには黒子がつけていて。
迷わず送られたパスを切り替えて、火神がシュートを決める。
それが決定打となって、結局、この日の練習試合は誠凛が勝利を収めた。
「伊月センパイ、さっきはありがとうございました」
「ああ、いや勝つためだし。気にするなよ」
「ハイ」
「でも勿体ないよな。黒子、いつもいい位置につけてるのに」
味方ですら気づけない。
生まれ持った影の薄さと、完璧なミスディレクションのせいか、おかげか。
「必要のある時だけ頼られればいいので。そのままいけるなら、いってもらって問題ないです」
「欲がないな。…ッハ、欲を抑制する…!?」
「……。それに、伊月センパイは気付いてくれるじゃないですか」
「余裕があるときだけだろ。オレの視界はそこまで広いわけじゃないから、見過ごしてることもいっぱいあるし」
「いえ。十分です」
黒子は微笑んだ。
「いつも、ありがとうございます」
「そんな、改めて礼を言われるようなことじゃないと思うんだけどな」
伊月は苦笑して、それから、黒子の背を叩いた。
「それに、それならこっちが言うべきだろ?…いつも、ありがとうな、黒子」
「……改めて言われると、照れますね」
伊月の眼差しが優しくて、黒子は直視を避けた。
本人は何も気づく様子もなく、ただ、帰り道を行く。
「口下手なやつが多いからなー、ウチ。日向は素直じゃないし、水戸部はそもそも喋らないし」
「口数が多いばかりが能じゃないとは思います。…世渡りはうまくないのかもしれませんけどね」
「そうだな。でも、そういうお前も世渡りが上手そうには見えないけど」
「まあ、それはそれ、です」
「ははっ、なんだそれ」
伊月は可笑しそうに笑って、言った。
「とにかく、今日は勝ててよかったよ。やっぱ、勝てると気持ちいいな」
「そうですね」
黒子は、頷く。
「じゃ、オレはあっちだから。お疲れ」
「お疲れ様です。失礼します」
「礼儀正しいなぁ、火神に見習わせたいよ」
「…今度、教えておきますね」
「ちょっと見ものだな。楽しみにしとく。じゃあな」
「はい。それでは」
軽く手を振って、別れる。
日本一への努力は、着実に、実を結んでいる。
伊月は影の功労者ですね。
さりげに数学得意だったりする点も見逃せないです。
今度黒子に教えを乞うて貰いましょうかね。
因みにどうでもいい話ですが緑間が文系なのか理系なのかですごく悩みます。
偏屈なところは理系っぽいんだけどなんか…純粋な理系でもないよねっていう。
物理とか得意だったらいいんじゃないかな。
後社会。
青は男の子らしく数学で黄瀬は生物化学でどうスか。
紫原は…うーん、まだ数学かな…?
赤司は古典と社会だな。これは譲れない。
しかし伊月さん名前カッコいいなぁ…。
俊さんって誰か読んでほしい。
凄いトシさんに見えてしまうけど(汗)
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