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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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すみません、暫くPCに触れることができなくなるので、返信等一切できなくなります。
ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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(えろいのあるよ!注意してね!)


「すぐ、ご飯作るね」
仕事から帰ってきてすぐ、黄瀬は笑って、上着を脱ぎ、キッチンへと向かう。
いつものことのようになりつつある光景だ。
まめな黄瀬と、それを見守る黒子。


黒子は、その背を見て、呟いた。

「キミは、本当に器用ですね」
「器用じゃなくても、作ったと思うよ」
「そうですか?」
「うーん、よっぽど下手なら、ともかくね。黒子っちに、美味しいもの食べてもらいたいからさ。そのためなら、頑張れるよ」
「…ボクだって、作ってあげたくないわけではないんですけどね…」

キミほど凝ったものは作れませんよ。
黒子はそうぽつりとこぼした。

「え?なに?」
「いえ。なんでもないんです」

よく聞こえなかったらしい黄瀬に、黒子はなんでもなかったかのように首を横に振った。
伝えて何になる。
結局作ってあげられないのは一緒なのだから。


「…美味しくない?」
「え」
「元気ないから」

作り終えて、食事に移ったのだけど、黒子の表情は、すぐれないままで。
黄瀬は、黒子に手を伸ばす。
黒子は、困った顔で俯いた。
そんな、ばれるほど気にしてはいないと思ったのだけど。

「いえ。美味しいですよ」
「こっち見て言ってよ」
「……」
「黒子っち…」

黄瀬は、明らかに落胆した様子を見せる。
違う。
そんな顔を見たいわけじゃないのに。

「…違うんです」
「?」
「どうしてこんなに、キミはなんでもできてしまうんでしょうか」
「黒子っち?」
「…ボクには、何もしてあげられることがないのに」
「……」

黄瀬はあっけにとられた顔で、黒子を見つめる。
黒子は、そこにいるのも恥ずかしくなって、立ち上がる。

情けない。
こんなこと思いたくないし。
言いたくもなかったのに。
自分が酷く弱い人間になってしまったようで、腹が立つ。

「黒子っち!待って!!」

出て行こうとしたけれど、強く腕を掴まれて、動きを止められてしまう。
ほら敵わない。
今更敵おうなんて思ったりしないけど。

そのまま抱きしめられそうになるのに、全力で抵抗した。
それでも閉まったままのドアに押さえつけられ、身体を寄せられる。
そうなってしまって押し返すのなんて不可能だった。

暫く、そうしていただろうか。
黒子にとっては苦痛なだけの時間。
黄瀬の少し上がった心拍だけが、慰めのように聞こえていたけど。
それすらも本当は聞きたくなかった。

「黒子っち」
「…離してください」
「やだ」
「お願いします」
「どうして?」
「…どうか、してるんです。ほっといてくれたら、元に、戻りますから」

こんな醜い自分を、大嫌いな自分を、どうして彼に見せられるだろう?
それでも押し付けられる身体は揺るがない。
嫌だ、もう。
こんなにも劣等感でいっぱいなのに。

「オレは。黒子っちが、オレのために何かしたいって、そう思ってくれるだけで、十分ッスよ」

そんなことわかってる。
自惚れのような考えだけどそれでもそうだなんて明らかにわかる。
こんなに愛されている。

それなのにボクだけ何もできない。
返してあげられない。
自分が酷く矮小なヤツに思えて仕方ない。

「…何もしないで」

声を出す。
黄瀬が少し身体を離して、黒子を見下ろした。
近すぎて、顔は見えない。

「ボクのために、何も、しないで」
「……そうして、欲しいの?」
「そうしてください。お願い、ですから」
「……。オレのためなら、いいのかな」
「……」

「ねえ黒子っち。オレが黒子っちのためにしてることって、全部、オレの自己満足なんスよ?」
「……」
「黒子っちの気持ちなんか考えずに、オレが、したいからしてるだけなんス。ホントは、黒子っちのためなんかじゃ、ないのかもしれない」

黄瀬は、黒子の前に膝をついて、覗き込むように見上げてくる。
黒子は、その整った顔を見たくなくて、顔をそむけるけれど。

「そんなの、詭弁です」
「……でもオレは、たとえ黒子っちに嫌がられたって、色んなこと、してあげたいんス」

黒子の後頭部に手を伸ばして引き寄せる。
いつもとは違う角度の口付け。
身を離そうとするけれど、がっちりつかんで、離してもらえない。
口内を散々荒らして、やっと、唇が離れていく。
銀の糸が、間に伝う。

「っは…」
「これもオレの自分勝手だよ。黒子っちが嫌がらないなら、それが一番だけど。…嫌がられても、したい」

強引に引き寄せて、体勢を崩させた。
座らせた黒子の首筋に顔を寄せる。
心地よい、香り。
黄瀬の好きな、黒子の。
そのまま、服に、手をかけた。

「っ!!」

何をされるのかを鋭敏に悟った黒子は、嫌がって逃れようと身体をばたつかせる。
けれど黄瀬は、それを許さない。
首筋に舌を這わせ、片手で器用に服を捲り上げ、身体をまさぐる。

「やめて!!」

黒子の悲鳴に、黄瀬は、身体を押さえつけたまま、顔だけを上げた。
少しだけ寂しさを匂わせた、酷薄な、顔。

「オレの好きに、していいんスよね?」
「…そういう意味じゃ、っあ!!」

黄瀬の手は、別の生き物のように密やかに黒子の下肢へと伸びた。
そのまま強引に撫で、擦る。
びくびくと、身体が勝手に反応するのを抑えきれない黒子からベルトを奪い取って、服をずらす。
どんどん直接的になる刺激に、黒子は嫌がって、黄瀬を押しのけようと手を伸ばすが、効果はまるでない。

「や…っん……!!」
「黒子っち、ホント、敏感」
「っく…やめて、くださいっ…!!」

容赦ない接触に黒子は悲鳴をあげるが、黄瀬は、やめない。
ただただ冷淡に秘部をいじって、いいところを、なぞる。
もう抵抗すらできなくなって縮こまる黒子の耳に唇を寄せて、舌を這わせて。

「ひ…や…」

こんなところで、こんなふうに抱かれることは不本意なのに。
逆らえない。
必死に声を堪えて噛み殺すけれど、それだけじゃ何も伝わらなくて。

「黄瀬君、やめてっ!!やだ!やっ…!!」

生理的な涙を浮かべて懇願する。
それでも黄瀬の動きは止まらない。

「っうぁあ!!!」

あっけなく、達してしまう。
べっとりと、手にかかった白濁を、黄瀬は見せびらかすようにぺろりと、舐めとった。

黒子は荒い息を繰り返しながら、それを睨み上げる。
それが黄瀬を挑発するだけとも、わからずに。

黄瀬は、すっと眼を細めた。
可哀相な黒子っち。

「!!」

ズボンと下着をまとめて足から抜く。
そしてその濡れた手で後ろに触れた。

「や…!!」

それはもう慣れた行為だったけれど、今、こんなことを、したいとは思わなくて。
何もかも違いを見せつけられるだけ。
悔しくて悔しくてたまらない。

「黒子っち。好きだよ」

黄瀬は、そこをゆっくりと解していきながら、囁く。

「黒子っちがオレのことどう思ってても、いいんだ。ホントはね」
「だからって…こんな、の!」
「ないと思う?オレもね、馬鹿だって思うよ」

指を中であそばせれば、黒子はびくりと身体を震わせて、顔をそむけた。
ホントに、可愛い。

「でも、好きなんだ」

そっと指の数を増やす。
黒子が堪えられない声を上げるのを、聞いて、それから、続ける。

「黒子っちが、引け目を感じることなんてない。……ホントに謝らなきゃいけないのは、オレの方」

そう言って、返事ができないように唇を封じる。
知り尽くした黒子のそこを、快楽をたっぷりと引き出そうと、弄り回す。
悦楽と、羞恥と、嫌悪の狭間で、黒子は喘ぐ。
その呼吸全てを絡め取るように、黄瀬は、纏わりついて、離れない。
ばたつく手足には、すっかり、力がない。

黄瀬は、ふっと唇を離した。
何よりも先に、空気を求めて大きく息をする黒子を抱きかかえる。

もうその時には、黒子も、覚悟を決めて。
涙に濡れた眼を閉じて、息を吐く。
そして押し入ってくるものを、受け入れた。

「…っあ…!…う、あ…」

黄瀬の体に、縋るようにして、耐える。

「息、してね。別に、声聞く人、いないし」
「そ、ゆ、問題、じゃ…っ!!」
「力、抜いて」

余裕そうな端正な顔を引っ掻いてやりたい。
それでもそんなことをしても自己嫌悪に襲われるだけ。
立場が、弱すぎる。

何もかも負けてしまうぐらい。
好きになっていたのは、ボクだった。

「んっ…」
「…動くよ」
「あっ!!ちょっ待っ!!」

「ごめん」
「ぁあ!!っは、やあ…!!」

強い強い快楽。
眩暈がする。
黄瀬を求めるように締め付けて、強い摩擦に喘ぎ、泣く。

「あ、ぅあっ!!」
「黒子っち」

抱き寄せられると体勢がどんどん苦しくなる。
ぼろぼろと零れる涙を、黄瀬は舐めとって、愛してると呟いた。

「黄瀬、君…っ!!」

何か返したいけど、それどころではない。
がくがくと揺さぶられ、息も絶え絶えで。

「…もう、限界?」
「っ!!」

そろりと、立ち上がった部分を撫でられて、黒子は跳ねる。
それを是と受け取って、黄瀬は動きを速めた。

もうダメだ。

「っあああ!!!」

黄瀬にすがって、達して。
自分の内側で熱が弾けるのを感じながら。
黒子は意識を手放した。





「わかった?全部オレの自己満足だって」

黄瀬は、目を覚ました黒子に、情けなく笑って、告げた。
労るように伸ばされた手を、黒子は、打ち払う。
疲れた体を無理やり起こした。

「それでも、ボクが嬉しいと思うならそれはもう自己満足じゃない」

黄瀬を睨んで、言う。

「全部に満足しているわけではないけれど、ボクはそういうところ全部含めてキミが好きですし、それをキミにどうこう言われる筋合いはありません」
「…黒子っち」
「こっち、来てください」

動くのはまだつらくて、黄瀬が寄せた身体を、黒子は愛おしく抱きしめる。

「あんまり乱暴はしないでほしいですけど…ボクはキミのしてくれてることに概ね文句はないんですよ」
「…ホント?」
「はい」
「…そっか」

黄瀬は、嬉しそうに、黒子の体に頭を寄せて、ほっとして笑う。
その頭をそっと撫でてやって、黒子は、呟いた。

「大体、なんでボクがキミにしてあげられないって悩んでるのに、キミを慰めなくちゃいけないんですか」
「…オレ、いつも不安なんス」
「そうなんですか?」
「うん」
「それは、ボクがなにもしてないからじゃないんですか?」
「それは違うよ。…オレは、もっとぶつけたくて、こらえきれなくて、それが、苦しいんス」
「…そうですか」

「オレの思ってることって、黒子っちを喜ばせてあげられることだけじゃないんだ。ごめんね。そういうの、最低だって、わかってるんだけど」
「…じゃあ、それを精々受け止めることが、ボクにできることなんでしょうかね」
「……そう、かも」

黄瀬は、抱きしめる力を強めた。
痛くはないように、苦しくないように、ぎりぎりで加減して。
壊したくないのに、欲求は強すぎて。

もっともっとと、望んでしまう。
そんな自分がとても嫌なのだけれど。

「オレは、黒子っちがオレを好きでいてくれるって、それだけで、もう、十分」

こんな滅茶苦茶なことをして、傷つけてばかりだけれど。

「…好きですよ」

好きですよ、黄瀬君。
その言葉を黄瀬が酷く嬉しそうに、泣きそうなぐらいに、受け止めているのがわかって。
そのまま2人で抱き合っていた。

お互いを求めあう証明のように。

「…ご飯、冷めちゃいましたね」
「…すぐ、温めるよ」
「…。できた恋人を持って、ボクは、幸せですよ」

優しく告げられた言葉に、黄瀬は、小さく笑った。

どこまでも幸せにしてあげたいんだ。





 

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