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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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(幸せになりましょうの続き。青黒の結婚式の後。初夜だよ!えろいから気を付けてくださいね!)


式は、無事終わった。
簡単な式だったから指輪交換をしてあとはひたすら食べる、みたいな式で、テツナは元同級生たちと話したりそれ以外は殆ど座って時を過ごした。
食事はまずいのは嫌だとこだわったのでなかなか美味しかったし。
時間はあっという間に過ぎて行って言われるがままに段取り通りのことをして、終わった。
 



良い式だったのかと言われるとよくわからないが、とりあえずかつての仲間たちに会えてうれしかったのは確かだ。
少しは疲れたが、世の結婚式に比べればはるかにましなものだったのだろうし。

一方青峰もとっととタキシードを脱ぎたい衝動に駆られていたものの、それなりに楽しく過ごしていた。
こちらも元同級生と話しながらひたすら食べたり飲んだりしていたのだが。

その後普段着に着替えてとったホテルの部屋に入って、少しくつろいで。
晩御飯は軽く済ませて。

いよいよ。
そういうことで。

「テツ。風呂入ってこいよ」

青峰がとりあえず先に風呂を使った。
それで普通の寝巻で上がってくる。
バスローブも用意されているのだが、んなもん着れるか、との談。

「…はい」

本当にこの人は恥じらいがないだなぁとかそんなことを思いながら、けれどそのほうが落ちつけていいか、と思っていた。

ただし。

風呂から上がって大問題。
何だこれは。

テツナが手にしているのは繊細で、綺麗さに、少し愛らしさがある、ネグリジェ。
それだけならまだしも、それは、透けるほど薄くて心許ない生地でできている。
そしてすぐに脱げてしまうような、もろさで。
余りの危うさに、こんなもの、好んで着ることなんか絶対にないと思うような。

今晩着たらいいよ、と、桃井に渡されたもの。

どういうつもりでしかもこんなもの恥ずかしくなかったのかとか冗談にしても行き過ぎてるとか頭の中がぐるぐる回る。
でもまさかこんなのとは思わなかったからバスローブはこっちに持ってきていない。
下着だけで出るなんてそれも恥ずかしすぎる。

ミスディレクションを使おうにもどうやって2人しかいないのに視線を逸らせと言うのか。
服を取るには青峰君の真横を通らなくてはいけない。
無理だ。
血の気が引くとはまさにこのこと。

別に恥ずかしがらなくてもいいのだけどだってもう夫婦なのだから。
でもこんなの着て彼の前に立つのか。
それだけで、恥ずかしくて、気が狂いそうだ。


こんなことでどうする。

どうせ着るならみっともない真似はよそう。
覚悟を決めて、袖を通す。
そんな言うほどの生地もないけれど。
ご丁寧にレースの、紐ですぐに解けそうな下着まで用意されていて。
けれどそちらの方が違和感がないだろうからもう思い切って着てしまった。
鏡に映る姿を見ないようにする。
どうせ滑稽だ。
桃井みたいにスタイルがいいわけでもなく、美人なわけでもなく。
だから別にそんなに緊張するまでもないのだから。

深呼吸をして、浴室から、出る。
ぷつんと、TVを落とした音がした。

ああ、本気だ。
TVを見ている隙に着替えを取ってこれたら一番よかったのになぁ。

こちらを見た青峰の動きが止まった。
わかってしまう。
何も言わないでくれと思いながら、テツナは敢えて冷静さを装って、なるべく彼を見ないようにベッド脇まで歩いていく。
とてもではないけれど彼が見られない。

ぐいと、手を、引かれた。
そのままベッドに倒れ込む。
ひら、とネグリジェがあおられた。

「んっ…!!」

そのまま上を向かされ口付けられる。
最近は珍しい、がっつく勢いで。

服の合わせから手が滑りこまれ、慎ましい柔らかな胸を、揉みこまれる。

「あ、」

首筋に口付けが落とされて。
かと思えば、舐めあげられ、歯を立てられる。

食べられる。

捕食者の動きだ。

リボンを引けばあっという間に布が開かれ、細い体が露わになる。

「!」

けれど青峰の動きはテツナの躊躇よりも早く、止める手立てはない。
身体を探る手は休めないまま、胸に噛みついた。
緩く、時折、強く。

「い、たっ…!!あっん、や…っ!!」

腰をそろそろと撫でられる。
刺激に身を逸らすので、余計に、美しい曲線が強調されて、青峰の目に余った。
腰にも口付けを落とし、逃れようとする肌を舐めて、追い立てる。
さらさらの生地と、すべすべでなめらかな肌は、とても相性が良かった。
もっと、と、頬を摺り寄せるようにしてテツナを求めながら。

そして手は、最後の砦へと伸びた。

小さな布地は、きつく結われて止められているが、解くにはただ紐を引くだけでいい。

「…えろいな」

青峰は、思わずつぶやく。

「黙って!!」

とっさにテツナの上げた声を無視して、片方だけを解いて、手を滑り込ませる。
体が、震えた。

「結構、興奮してんじゃねーか」

ぬる、と、溢れる液体を絡め取って、青峰は笑う。

「う、るさい…キミの、せいじゃない、ですか…!!」
「そりゃ、こんな格好されたら、ヤルしかねーだろ」
「…馬鹿!」

テツナの声など何の歯止めにもならない。
慣れた仕草で指を入れて、こねまわす。
突起にも、時たま、指をかけて。
言い知れない、感覚。

「……っ!!」
「声、出せよ」
「や、だ…っ」

いじる手とは反対の手で、口を押える手を、無理やり剥がす。
必死で堪えようとするあまり、あふれる涙で濡れた瞳で、テツナは青峰を睨み返した。

ただ、すぐに与えられる快楽に、眼を閉じ、喘がざるを得なかったけれど。

「あ…や、やだ」
「嫌じゃねーだろ、テツ」
「…青峰、君」

中途半端な快楽なんて、耐えられなくて。
欲しいとばかりに、名を呼ばれた。

青峰は、少し考えて、身を乗り出した。

「青峰、はテメーもだろ」
「っ…!!」
「呼んでみろよ。オマエの旦那は?」

楽しそうに、笑いながら。
急に意識させられて、テツナの顔は、赤く染まる。
それでも青峰は躊躇も許してくれなかった。

「っあ!」
「ほら、言えよ」
「……待つってことが、できない、んです、かっ?」
「オマエも強情だな…。もっと弄ってほしいか?」

くるりと、指が捩じられて。

「んぁあ!!」
「あ、ヤベ。イッちまった?」

テツナは荒い息を堪えながら、忌々しげに青峰を見つめる。
青峰はあくまで楽しそうだ。

落ち着け、と、テツナは息をつく。
相手の調子にのせられても、いいことなんて、何もない。

身体を起こして、青峰に、抱きついた。
これで、顔は見られなくて済む。
胸の高鳴りはあっさりばれてしまうだろうが。
些細なことは妥協しよう。
それになにより、彼の腕の中は、安心するから。

「…大輝、くん」
「……ああ」

強く、抱き寄せる。
青峰はそして、もう一方の紐を引き抜く。
そしてそのまま露わになった秘部に、己のそれを、突き立てた。

「あっ!!」
「…掴まってろよ」
「は、ん、んん!!あぅ!!」

ぐちぐちと、結合部が音を立てる。
激しい責めに、テツナは青峰にしがみつくだけで精一杯だ。

「っー!!あ、やあ!!」
「…イイぜ」

吸いつくように、きつく締め上げてくる。
青峰は再び首筋を噛んだ。
ぞろりと、舐めながら。

「…っや、んん!!」
「テツ。好きだ」
「……は、い」

ボクも、と、小さく、切なげに告げられる。

「オマエ、マジ可愛い」
「あっ!ちょっ、待って…!!」

テツナの静止も聞かず、青峰は動きを速め、より激しく、中を突き上げていく。

久しぶりの生の感触だ。

結婚が決まったんだからいいだろうとも言ったのだが、テツナが許さなかった。
そういうのはちゃんとしたい、と。
今更気にしなくてもいいだろうと思ったのだが。
まあそれでもいいかと、そうした。

確かに、感慨深い。
中々いいアイディアだったのかもしれない。

「んん!!あ、はっ…!!」
「オマエ、いつもより感じてる?」
「…黙って…!!」
「感じてるだろ。スゲーもん、中」
「うる、さい…!!」

べしっと、背中をはたいた。
その刺激も自分に返ってきてしまうのだけど。

「んっ!」
「そろそろ、イくか…」
「あっ!!ん、うあ!!ああ!!!」

一層、動きを強めた。
テツナは必至で、青峰にすがる。
ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が、響いた。

「だいき、くん…!!」
「ああ…。テツナ」

しっかりと抱きかかえて。
愛していると示すように。
そして、一層深く突き上げた。

「あっ…んあぁあ!!!」
「っく!!」


胎内へ、吐き出す。
テツナは青峰にすがりついて、離れない。

その背を優しく撫でてやって、青峰もまた、強く抱きしめてやった。

幸せだと、お互い、感じる以外のことが、できない。

一つになるとはこういうことなのだと、思った。






「…で、これ、どうしたんだ?」
「………」
「オマエが買ったの?よく買ったな、こんなん」
「…桃井さんが、くれたんです」
「…マジか」(やるなさつき!)

「ドレスの採寸とかでサイズはばれてたので…」
「ふーん」
「…多分もう2度と着ることはないですけど」
「いや着ろよ!!」
「…いや、ちょっと…」
「着ろって。燃えるから」
「……」
「何だったら他にも買うか?エロい奴」
「……身が、持ちそうにないんですけど」
「だってすげーエロいし」
「……」
「すごい、そそる」

「………たまに、なら」
「おう。楽しみにしてるぜ」
「……ボクのこと、ずっと、好きでいてくださいね?」
「嫌いなんか、なるわけねーだろ。馬鹿」


(とりあえずさつきには後でなんか礼しとかねーとなー…)
(なんだかすごい約束取り付けられてしまった気分です…)






 

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