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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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「なあオマエ結局誰が好きなの?」
「は?」
「火神?それともあの青峰大輝?それとも他のキセキ?」
「…あの」


「それとも誠凛の先輩とか?まさか他の同級はないよな~」
「なんで相手が男っていう前提なんですか」

「え、オマエ女の子好きなの」
「何で意外そうな顔されなくちゃいけないんですか」
「だってオマエってそういうことに興味なさそう」
「だったら男にも興味ないでしょう」
「じゃあ友達としてでいーよ」

「…じゃあ、火神君、でしょうか」
「へー?」
「まあ彼はボクと仲良くしているつもりはないそうですけど」
「ヒデーな」
「まあボクはバスケができるだけでも十分ですから」
「無欲だねぇ」
「…ボクには、バスケだけですから」
「……。そう」
「はい」

「でもまあ真ちゃんとはある程度仲直りしたよね」
「まあ、そう言えなくもないですね」
「ライバルとして、敵だけど仲良くするってのは、オマエ的にはないの?」
「……向こうがこっちと仲良くしたがってないなら仕方ないと思いますが」
「あー。まあ、ね。でもアイツツンデレだから」

「ツンデレってなんですか?」
「…オマエ流行に疎いのね」
「はぁ」
「なんつーの?素直になりたいけどなれない、みたいな。好きな子は苛めちゃうみたいなタイプよ」
「……ありえないです」
「あらら。アイツのこと、嫌いなの?」
「…嫌いでは、ないですけど」
「じゃあ好き?」
「……好きというのも、なんか違う気がするんですよね」
「んー?」
「この人とは仲良くできないだろうっていう、先入観と言いますか」

「そんなに苦手なの?」
「いえ…こっちの話を全然聞いていないところが、腹立たしくなるんですけど」
「あーそれはね。わかるよ」
「でも、ボクも譲ることができないので、お互い様なのかもしれません」
「んー。オマエはなんか深く考えすぎな気もするけどね」
「そうでしょうか」

「別にオマエも言うとおりにする必要はないと思うよ。はいはいそーですねって聞いてりゃいーんでないの?」
「…それでも結局彼は不機嫌になる気がしますけど」
「アイツデフォルトでイライラしてっから。気にしないのが上手く付き合うコツかなー」
「ホント、キミは大人ですよね…」

「ねーオマエさ、もう中学時代のことは吹っ切れたの?」
「…いきなりですね」
「わりーな」
「…誰にも言わないでくれますか」
「お、マジな話?いーよ、言って言って?」
「…凄く言う気失せたんですけど」
「ここまで言ってナシとかねーだろ」

「……吹っ切れたと思いたいです」
「うん」
「でも、やっぱり、そう簡単に決別できるものでもなくて」
「うん」
「ふとしたことで、思い出すんです」
「…そっか」
「今ある形が最善だったと思いたいんですけどね。今、楽しいですし」
「うん」

「でも…。あの頃、ボクは、あの仲間たちと、やりなおせたらよかった。…そう、思う気持ちが、少しだけ、あるんです」
「……好きだったのね」
「……。そう、なのかもしれません」
「真ちゃんも、そう思ってないことはないんだと思うよ」
「…そうでしょうか」

「オマエはさ、真ちゃんのこと厳しい奴だと思いすぎ。アイツ言動はあーだけど、中身は結構乙女なのよ?」
「乙女?」
「そーそ。オマエのことばっか考えてて、いっそいじらしいよ?」
「…そうなんですか?」
「まーオマエには毒しか吐かないけどねー」
「…わかりにくいですね」
「オレもそー思う。でも、ま、少しは仲良くしてやってよ?」
「そんなこと言われましても。そもそも会う機会から少ないわけですし」
「じゃあ連れてくるからさ」
「はぁ…」

「会ってやってくれる?」
「…キミがなんでそこまでするのか意味が分からないですけどね」
「んー、真ちゃんが見ててカワイソーだからかな?後、オマエのことも、もっと知りたいし」
「もう何も出ませんよ」
「オマエってよくわかんないんだよねー、何考えてんのか」
「…感情を表に出すのは、得意じゃないんです」
「ホントは、色々、思ってるわけ?ねぇ」

「…ボクは、バスケが好きで、それだけしかない、しがない高校生ですよ。それ以上でも、それ以下でも、ありません」
「フツーじゃあないと思うけどねぇ」
「緑間君たちに比べればよほど普通ですよ」
「アイツと比べちゃダメっしょ…他は知らないから何とも言えないけど」
「…人当たりがいいけど認めてない人には内心冷たい人と1匹狼で誰も関わるなって人とお菓子大好きで子供っぽい巨漢と生れついての指導者で刃向われるのが大嫌いな人、ですね」
「何か関わりたくない」
「因みに緑間君は…おは朝占いに忠実な説教好きな人、でしょうか」
「ははっ!マジで近寄りたくない!」
「困った人ばっかりですよ」
「でもいいところも知ってるんだろ?」
「……そうですね」

「ねーオレも例えて?」
「…鷲の眼を持った、馴れ馴れしい世話焼き、でしょうか」
「言うねぇ」
「そうですか?」
「因みに火神は?」
「…大食いの、バスケ馬鹿、で」
「ははは!!全然愛が感じられねえよ!」
「だってその通りですから」
「まあ的は射てんじゃねーの?」
「ずれてたら例える意味がないですよ」

「オマエはすぐ見失うほど影が薄いけど、芯が強い奴、だな」
「…どうも」
「見かけからは想像もできねーよ。んな強情だなんて」
「でも、見かけどおりじゃ、面白くないじゃないですか」
「…そーかもね。こーゆーのも、悪くないよな」
「それは、どうも」





 

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