（青桃前提の黒桃含む黄黒。黒桃本当に好きな人にはあんまり向かないかも）

桃井さんは、青峰君が好きなんですよ。
え？いやだって、
本当は青峰君のことが好きなんです、彼女は。でも青峰君はまだまだ子供だから、恋愛対象じゃないんですよね。
…。

青峰君がもっと人間的に成長したら、きっと自然に寄り添うようになりますよ。今は、ただ、誰かに支えてほしいだけなんです。
……。…でもそれって、黒子っちが、１人になっちゃうじゃないッスか。
…そうですね。

そんなの、おかしいよ。だって今桃っちを支えてるのは黒子っちなのに。
…。
奪っちゃえばいいのに。黒子っちが本気でいけば、桃っち、絶対黒子っちのことだけ見てくれる。青峰っちのことなんて考えてどーするんスか！
ダメですよ。…そんなことしても、幸せになれません。
そんなことない！！
彼女が本当に好きなのが青峰君なら。幸せになれるのはどっちのもとでなんか、すぐにわかるじゃないですか。
でもそれじゃ！！黒子っちが一人になっちゃうじゃないスか…！！
……。
…桃っちに優しくし続けてたって！黒子っちは幸せになれないのに。
そうとも限りませんよ。
１人で幸せなわけないッスよ！！
……いいんです。

…馬鹿だよ。黒子っち、すごい、馬鹿。
わかってます。
…そんな風に、言ってほしいわけじゃないのに。
……すみません。

…せめて、オレのこと好きって言ってくれたらいいのに。…オレなら、黒子っちを、不幸にしたりしないのに。
…ありがとうございます。でも、ダメです。

……それは。オレのこと、好きじゃないからなんスよね。
……そういう、意味では。
ねぇ。オレのこと好きじゃなくてもいいよ。…黒子っち。お願い。１人で不幸にならないで。不幸になる道を、選ばないで。
…すみません。
謝らないでいいから。…オレは、２番目でも３番目でも、なんでもいいから、黒子っちがそこにいてくれたらいい。オレはそれで幸せだから。
……。

中途半端な幸せならいらないなんて言わないで。それでも、人って生きていけるものだって、誰かが言ってた。
……。

…すぐに意見が変わらないなんて、わかってる。…だから、何度でも、言うから。お願い。
……ごめん、なさい。
…お願いだから自分から不幸になろうとなんてしないで。
……。




キミを愛せないボクといてもキミは幸せになれない。





皆に尽くしてそれなのに忘れられていくなんて、オレは、絶対に認めない。