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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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「…黒子?」
「…どうも」


「やっぱり黒子か!どうしたんだ、今日は体調悪いからって帰されてたんじゃなかったか?」
「…よくはないです。でも、きつくない運動ならできそうだったので」
「だからってボール持ってこんなとこまで来たのか?休む時には休むことも大切だぞ」
「…そうですね。わかってはいるんですけど」

「…やっぱ顔色悪いな。ウチでちょっと休んで行けよ」
「いえ、それは申し訳ないので、」
「いいさ、何の変哲もない家だけどな。別に取って食ったりしないし」
「そんなこと心配してませんけど…」

「そうか?じゃあ、平気だな。ほら、来いよ」
「…はい」



「落ち着いた、いい雰囲気のお宅ですね」
「そんな無理して褒めなくていいぞー」
「そんなに謙遜することもないと思いますが」
「じゃ、ちょっと座ってな。お茶でも入れてくる」
「あ、お構いなく…」

「はいよ」
「…ありがとうございます」
「悪いな、お茶請けとか今丁度なくてなー」
「いえ、本当に大丈夫です」
「食欲、ないか?」
「…センパイ、心配し過ぎですよ」
「いや、普通心配するもんだろ」
「……そうなんですかね」
「そうだろ。オマエたちは、オレらにとって可愛い後輩なんだから」
「…そんなに、気を使ってもらわなくても大丈夫ですよ」

「…オレに、引け目を感じてるのか?」
「!」
「まあ、何となくわかってはいたけどな。オマエたち、優しいからなぁ」
「……優しくなんてないです。…何も、できてないんですから」
「いいんだよ。オマエ達は、バスケを楽しんでくれればいいんだ。オレはそれを見てるのが満足だし、楽しいんだから」

「…センパイこそ、優しすぎるんじゃないですか」
「そうか?いや、ほんと、誠凛はいいやつばっかりだからな。毎日楽しいよ」
「……それは、ボクも思いますけど」

「だろ?そういうのがさ、大事なんだよ。今って本当に今しかないからな。先のことなんてもう形振り構わずに、やれることをやりたいんだよ」
「……先輩が言うと、凄く重みがありますね、それ」
「あ?そーか、まずったな。もっと気楽に話すつもりだったんだけどな」
「でも、わかります。…本当にはわからないのかもしれませんけど。…ボクも、同じことを考えることがありますから」

「…オマエにはまた、もっと別の道があるんじゃないかって思うけどな」
「…ボクのこと、買い被りすぎじゃないですか」
「そうでもないさ。現に、もう1つ壁を破っただろ?」
「……センパイは、優しいですね」

「…まあ、な。ゆっくり変わっていけばいいんだよ。ゆっくりな」
「…そう、ですね」

「…膝の具合は、どうなんですか」
「お、きたな」
「はい」
「そうだな、今はまた落ち着いてるよ。普通の生活を送るには問題ない」
「…そうですか」

「ああ。で、バスケはなー、やっぱある程度は痛い。誤魔化せる程度だけどな」
「……」
「ちゃんとテーピングして、炎症押さえる薬も飲んで、ちゃんと対策も打ってるから平気だよ。あんまり心配するな」
「…はい」

「…心配そうだな」
「…すみません」

「…触ってみるか?」
「え?」
「少しは気が済むかもしれないぞ」
「…大丈夫なんですか」
「触るのはそんなに問題ない。がっと掴まれたりしない限りな」
「……」


「…やっぱり少し腫れてるんですね」
「ああ。そうだな」
「…熱、持ってますね」
「そうだな。でも、これからは寒くなるからすぐ冷やせるさ」
「…そういう問題なんですか?」

「…もういいのか?」
「はい。…ありがとうございました」
「まああんまり気持ちのいいもんじゃなかったろうけどな」
「いえ。むしろ、触られる方が嫌なんじゃないかと思いますけど」
「そうでもないさ。オマエの手、冷たかったし」
「…まあ、汗かいたべたべたの手でなくてよかったです」
「でもバスケしてたら慣れるけどなー」
「そうですね…」


「じゃあ、今日はありがとうございました」
「ああ。気を付けて帰れよ」
「はい。…また、明日」
「ああ。またいつでも来いよ。次はもっといろいろ用意しておくから」
「…ほんとに、お構いなく」

「あ、これ社交辞令じゃないからな。今度火神も連れてくるといいさ」
「…はい。それじゃ、失礼します」
「ああ。またな!」




 

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コメント
 
木吉について!
木吉はなんかすごい人ですよね!
男前!
キセキとはレベルが違いますね(笑)

木吉とカントクはいい雰囲気になってもいいと思うんだけど、選手の間は両方ちゃんと控えると思うのでした。
それに、カントクの愛はチーム全体に向けられてるものでもあると思うので。
誰が怪我して無茶して自分から窮地に飛び込んで行っても彼女はほんとに捨て身で止めてくれると思う。

カントクってそういう立場なんですよね。
選手の怪我とかそういうの全部自分のせいだもん。
火神の時だって、本気で悔しそうにして。
彼女が、どれだけ皆を愛してるのか、本当によくわかる。

やっぱり付き合い長い&苦しむ姿をいっぱい見てる分、2年組への思い入れが一番強いんでしょうけどね。
彼女は、本当に情が深い人だと思います。
ここまで全力投球しちゃったら、その結果もなにもかも、凄く重い。
カントクとかキャプテンって(まあ木吉もなんとなくそれに近い部類ってことで)、頭使って部のことを考えたりしなくちゃいけない分、他の人よりずっと部活に時間を割かなくちゃいけないんですよね。
寝ても覚めてもそのことばかり考えなくちゃいけなくて。
楽しいことが確実に待っているならいいけど。

確かに楽しいけど。
絶望する可能性も常に兼ね備えている。
スポーツ系の部活って、凄く、残酷だと思うのでした。
【2011/06/12 00:06】 NAME [静] WEBLINK [] EDIT []
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