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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「あ、コレ可愛い」
「…スズランですね」
「以外にも少女趣味なんだな」
「違うッスよ!」
「でも随分女の子らしいだろう」
「でもこれ清楚で、黒子っちみたいじゃないッスか?」
「「……」」
「…アレ?」
「はははは!」
「いえ、何でもないんです」
「…いや、ソレなんかあるッスよね!?」
「毒草なんだよ」
「え?」
「鈴蘭は毒草だ。だから毒草みたいだなって言ったことになる」
「…ああっ!!」
「いえ、気にしないでください」
「そうそう。知らない奴も多いしな。綺麗なのに毒草だから。…でも、テツヤにはぴったりじゃないか?」
「違うんス!オレそんなこと知らなかったし!!」
「いえいいんですよ、黄瀬君」
「…綺麗だし、いいッスよね?」
「子供みたいにしょげないでください。わかってますよ」
「甘いな」
「わざわざ残酷な事実を告げることもないでしょう」
「それでこっそり傷つくのか?」
「……」
「やっぱ傷ついた?ゴメン…」
「いえ」
「まあ根がないしな。根の方に毒があるから、そっちがあれば、人なんか優に殺せるけど」
「…コワー」
「…ボクがスズランみたいだって言いましたよね」
「あ、ハイ」
「ホントにボクに毒があればよかったんですけどね」
「…え」
「キミたちを殺せるぐらいの毒があればよかったんですけど」
「オマエには無理だろうな」
「ええ、そうですね」
「……ちょっと待って!?何の話ッスか!?」
「まああんまり気にしないでいいですよ」
「気になるッスよ!!」
「どうせ殺せないんだから何も変わらないさ」
「…誰を殺すんスか?」
「さあ、誰でしょう」
「はははは」
「え!?殺されるのオレ!?」
「被害妄想が過ぎますよ」
「じゃあキャプテン?」
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません」
「…はっきり教えてくれる気はないんスね」
「わからないので」
「その時が来るまで」
「……」
「涼太。大丈夫だよ、そんな日は来ないから」
「…はぁ」
「そうですね。キミたちはきっとボクの手には負えません」
「可哀相にな」
「……オレ達のこと、嫌いなんスか?」
「…いいえ。その、逆です」
「…好きだから、殺すの?」
「だから、殺さないって言ってます」
「……殺す前に一言言ってね。上手く伝わってないってことも、あるじゃない?」
「そうかもしれませんけど」
「テツヤがそうする段階になったらそれ以外に道はないと思うよ」
「…よく、わかりあってるんスね」
「悔しいか?」
「…まぁ」
「多分オマエにはわからないだろうな」
「わからなくていいんですよ。わかられても不気味ですし」
「…そうなんスか?」
「ええ」
「ははは」