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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
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暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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首を絞めたり、頭を打ち付けたりして。
気を失わせては、起こす。


ぎりぎりまで死に近づいて。
また遠ざかる。

何かの予行演習のように。

「…気が付いたー?」
「…はい」
「あは。痕残っちゃった」
「…もう少し手加減してくださいよ」

「でも、そっちの方が苦しいのは長いよね」
「…そうですね」
「痛くないほうが楽でしょ」
「…どっちにしろ、苦しいんですけど」
「でも、トブ瞬間はキモチイイんでしょ?」
「……まあ、少しは」

「臨死体験に近いのかな。ね、どー思う?」
「…どうでもいいです」
「すごい、疲れてんね」
「当たり前です」
「ゴメンネ」
「全然申し訳なさそうじゃないんですけど」

「うん。だって、黒ちん本気で嫌がってないもん」
「…キミは、変なところで鋭いから嫌ですよ」
「でもこんなことしてくれるのオレぐらいでしょ」
「…そうですね」
「あはは」
「キミ、生粋のドSですからね」
「うん」
「…何でこんなことしてるのか、意味わかんないですけどね」

初めは紫原が強引にやってのけたのだ。

素直に、死ぬかと思った。

頭の中が痛みで真っ白になって、喘いで、苦しみに仰け反った。


でも生きていた。

その感覚が不思議で。


また家に呼ばれた時に。

ついて行ってしまった。



そしてまた殺されかけた。



あまりにも彼が悪びなくて、あっさりしていたから。


結局死には至らないだろうとなんとなく考えて、受けている。



馬鹿なことだと知っている。

無駄なことだと知っている。



けれど。

いつの間にか虜になっている。



生きているとわかる。

生きたいと体がもがくのが。





痛いのが好きとかそういうわけではないのだけど。


逃げられずにいる。





積極的犠牲者態度。





いつか本当に殺されてしまうかもしれないけれど。


それならそれでいいと思ってしまうようになった。






もうどうしようもない。







 

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