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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「自殺するなら何がいいですかね」
「…何言ってんの」
「迷惑をかけないようにするなら、死体が見つからないのが一番いいんですが」
「ちょっとオイ」
「完全犯罪って難しいですよね」
「おーい」
「服毒自殺は苦しいらしいですね」
「ねー聞いてる?ちょっと」
「…聞いてます」
「なんで死ぬの」
「…別に死ぬとは言ってません」
「じゃあなんでこんな話すんの?」
「いざという時の為に」
「…自殺するかもしれない可能性があるわけだ」
「そこまで考えなくていいです。ただ、思いついたので」
「ふーん?」
「首つりは、遺体が汚いらしいですね」
「そーね」
「溺死は、苦しいらしいです」
「そう」
「焼死の方が死ねなくてつらいらしいですけどね」
「楽なのは一酸化炭素中毒でしょ?」
「道具の設備が大変ですけど、遺体も綺麗らしいですね」
「綺麗に死にたいの?」
「無様な姿、さらしたくなくありません?」
「まあ、わかるけど」
「凍死も綺麗らしいですよ」
「死ぬまで相当つらいと思うけどね」
「ボクだと、もう見つからないかもしれませんね」
「…見つけてほしい?」
「…いいえ」
「へぇ?」
「むしろ、忘れてくれたらありがたいですね」
「この世から消えたいの」
「ええ」
「そっか。じゃあ、死んだらオレが探しに行くね」
「…はい?」
「見つけてあげる。で、キセキの奴らに知らせてあげるよ、ちゃんと」
「…ツッコむのも嫌ですけど、人の話聞いてました?」
「聞いてたって。嫌がらせだよ」
「…最低ですね」
「冗談だけど。…だってオマエが死ぬのってアイツらのせいだろーが」
「だから、死なないですって」
「でもアイツらのせいだろ」
「…彼らは悪くないんです」
「でもオマエは死ぬんだろ」
「………」
「オマエの墓の前で泣くまで苛めてやるよ」
「…泣かないでしょう、彼らは」
「真ちゃんについては保証するけど。他の奴らはあんま知らないからなぁ」
「そんなにしなくていいですよ」
「……」
「キミも、忘れてください」
「…オレの中でオマエはそんな薄いもんじゃないんだけどね」
「……」
「いなくなるならその前に、オレんとこ来いよ?…一緒に手ぇ組んで、楽しくやろーぜ」
「…怖いですね」
「オマエの特性生かす場なんていくらでもあんだよ。きっとな」
「……」
「でもオマエはバスケ以外に人生捧げる気なんてねーんだろうけどな」
「…よく、わかってるじゃないですか」
「…そんなんでこれからどうすんの」
「…考えてません」
「死ぬの」
「………わかりません」
「死ぬなよ」
「…生きてても、幸せになれるんでしょうか」
「それはオマエの問題だろ」
「…そうですね」
「でもオマエが死んだら寂しいよ」
「…口が上手いですね」
「本気だよ」
「…ボクもキミは結構好きですけど」
「キセキの次に?」
「誠凛の次に、ですかね」
「うわ、ヒデー」
「でも、キミだけです」
「ん?」
「こんなこと言ってくれるのは、キミだけです」
「…言えるのは、だろ。まぁ、オマエんトコのPGのセンパイならできるかもしんねーけどね」
「伊月先輩は、まともなので。ボクなんかにつき合わせちゃ可哀相ですよ」
「…オマエって変なところで慎み深いよなー」
「そうなんですかね」
「オマエといるの結構面白いのに」
「…キミだけでしょう」
「さーね」