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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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(鬱です)


お前はそこまでか。

穏やかそうに告げられた冷酷な事実に、もう傷つくことはなかった。
 



永遠の別れを告げに来たボクに、彼は、いつもとなんら変わりなく、接してくる。



軽く引き寄せられ、髪に顔を埋められて。

手つきだけはいつだって、悲しくなるほど優しかった。

わかっているからそれ以上は望まない。





ただこれだけが全て。




別れればすべてが終わる。






彼の本当の心の内を知るものは、誰もいない。






ボク達が本当に噛み合ったことなんて一度もない。
















さようなら。








そう言えば、残念だと言って笑った。

ちっとも残念そうではなさそうに。










この人のことだから次なんてすぐに見つかるだろう。




そういった心配をしなくていいことを、幸運だと決めつけた。












ゆっくり手を離した彼に向き合って、少し笑った。








もういいな。


そう思う。








何でもない仕草で、以前貰った鍵を投げ返した。


















そうやって自分からそれた視線の前で、どうすればいいかを。






ボクは、よく知っていた。









 

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