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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
おいていかないで。
進めない。
動けない。
どこへも行けない。
ボクは、いらない。
「オマエのバスケじゃ勝てねーよ」
「いつか、決別するッスよ」
「笑わせるな」
「協力するだけじゃ、勝てねーんじゃねーのか」
「もうオレにパスは回さなくていい」
目の前が、真っ暗になる。
行かないで。
どこにも行かないで。
声が出ない。
喉が焼け付く。
どうして生きてるの。
ああ。
最悪な、目覚め。
火神君を信じると決めたのに。
頑張ろうと思うのに。
怖くなる。
自覚する。
いつかは終わるものと。
もしまた同じことになったらと。
恐怖が止まらない。
そして体は心の不調に比例する。
「黒子、ちょっといいいか」
「…伊月センパイ」
「何か調子悪くないか?倒れるまで無理しなくていいからな。ちょっと外の空気吸って来いよ」
「…はい」
情けない。
なんて役立たず。
使えないにも程がある。
誰もいない給水場でしゃがみ込む。
息が苦しい。
気持ちが悪い。
楽になりたい。
でもどうしたら楽になれるかなんてわからない。
楽になろうとしても、楽になれない。
かえって追い詰められていく。
足音がした。
酷く思い頭を持ち上げると、大柄な体が目に入る。
「…水戸部センパイ…」
手にはボクのタオル。
ああ、気を使って持ってきてくれたのか。
優しい人だ。
礼を言って受け取る。
そうしたらすぐに戻るものと思っていたのだが、センパイは困ったような顔をしてボクを見下ろしていた。
この人は、いつも困ってるみたいだと思う。
絶対苦労性だろう。
流し場へ向かったから、手を洗って戻るのかと思った。
でもそうではなくて、濡らして絞ったハンドタオルを、そっと頬にあててくれた。
「…」
少し驚きながらそれを受け取り、見上げる。
心配されているのだと、わかった。
本当に、やさしい。
胸のつかえが、とれていく。
ありがとうございます、と呟いて、冷たいタオルに顔を埋めた。
大きな手が、優しく頭を撫でてくれる。
暖かかった。
少し、情けなかったけど。
少しだけ甘えさせてもらって、早く、元気になろう。
大丈夫だ。
今、考える必要なんてない。
今は、何も恐れなくていい。
全てが、終わってからでいい。
楽しんでもらえたら、ホントに嬉しいです!
4月9日に始めたので、後少しで1か月経つことになるんですねー。
さて毎日更新がいつまで続くのか…
自分でも先行きが全く分かりません(笑)
そしてこの話。
最初は木吉にしようと思ってたのですが、なんか水戸部の方が向いてね?って感じになったので水戸部センパイにお願いしました。
なんとなく、同じカプが続くと面白くないなーってことであえて話の方向性がばらけるように更新してますー。
結構ストックがたまってるのでそういう風に選んでいたり。
そしてコウさん、いつも拍手ありがとうございます~^^
携帯で見ていらしたんですね!
私携帯で作動確認をしていないのでちゃんと表示されているのか心配です…
行間とか空け過ぎてません?大丈夫ですか?
私は、演劇部だったことがあるので、人がどういう風に動くのかとかいちいち考えて、自然な動きをさせたいと思ってるので、そのせいかもしれません^^
台詞だけのやつとか全然説明なくて読む人大変だろうと思ってたので、意外といけるようでうれしいです(笑)
コウさんの言葉遣いもとってもきれいですよ!
何か書いたりしてる人なのかなって思ってます。
いつも嬉しいことを言って下さるので、執筆活動の励みにさせてもらってます♪
面白い話しかけるよう頑張っていきますね!
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