[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「テツ、ちょっと肩貸せ」
「はい?」
「眠い」
「…もうすぐ昼休み終わるんですけど」
「いいだろ別に。オマエならいなくたってばれねーよ」
「キミが怒られるじゃないですか」
「別にオレ常習犯だし?慣れてるだろ」
「…悪い生徒ですね」
「これでオマエも共犯だな?」
「…痛い目にあいたいんですか」
「オマエ…妙なこと考えんなよ」
「まあ実際にはしないですよ」
「オマエ油断できねーからなー…」
「っていうか、肩だとちょっと重いんですよね…」
「じゃあ膝貸せ」
「厚かましい…」
「いいだろ別に。嫌か?」
「…嫌ではないですけど…」
「じゃあいいだろ」
「…何か騙されてる気がします」
「じゃあ騙されてろよ」
「チャイム、鳴っちゃいましたね」
「おー」
「…どうでもよさそうですね」
「どーでもいいからな」
「…ふぅ」
これ以上話しても仕方ないと思った黒子は、傍らの本に手をかけ、開いた。
眼を閉じた青峰には構わず、淡々と、読み進めていく。
やがて穏やかな寝息が聞こえ始めた頃になって、黒子は本から目を離し、膝の青峰を見つめた。
無防備に眠り込む、子供のような彼の姿。
そのまま手を伸ばして、頭を撫でる。
乱暴に短く刈られた髪が、少しばかりくすぐったくて。
力の抜けたあどけない顔が、妙に、愛しい。
こんなにも間近で見られるのは自分だけだという優越感。
本は一度読んでしまったものだったので、そこまで読みたいわけでもなく。
訪れてしまった長い暇な時間が、暇で、あまりにも時間があったものだから。
誰もいないという状況が気を大きくして、黒子は、いつもは絶対にしないことをした。
身体を折って青峰の眼尻に口付ける。
ほんの一瞬。
たとえ気づかれなくても、勇気が、足りなくて。
いつも無愛想に、必要事項だけを口にしているけれど。
今こうしてここにある幸福を、本当は誰よりも感謝しているのだと。
誰よりも愛しているのだと、告げたくて、でも、できなくて。
「…すきです」
誰にも聞かれないように囁いた言葉は、願い通り、誰にも届かないまま消えた。
でも書けない!
描写能力がないです…。
本当に蜜月なときは、二人の間に会話なんていらないんだとおもいます。
ただ傍にいるだけで、本当にそれだけでいい。
横にいて、触れて、二人別々のことをしながらでも、限りなく近くで時を共有する。
絵とかで表現したほうがいいんでしょうね。
でも絵をかくスキルがないです!(笑)
2人の間の境界線が曖昧で、近づきすぎて何がおかしいのかわからなくなってるのが書きたい。
周りのメンバーの入る隙間なんかないくらい入り浸っちゃう2人が書きたいんだー。
会話なんかなくても全部わかってて、お互いの要求なんかすぐわかっちゃうような近さ。
意識してないからできるぎりぎりの関係。
意識したら逆に恥ずかしくなるぐらいのそんな関係が書きたい。
難しいです。
<< 笑ってください 木←黒 | HOME | あはれことしの 黒独白 >> |