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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
(鬱シリーズ第3弾。鬱です病んでます)
首にかけられた圧倒的な圧力の苦しさに、抗う。
けれど、勝てるはずもなかった。
圧倒的な体格、能力差。
この状況で、勝てる要素は一つもない。
けれど抗わなければならなかった。
恐らくは彼は本気だからだ。
彼の眼は、驚くほど落ちた暗い色をしている。
深い夜の色。
それがきつく歪められて。
苦痛に、どうしようもできない何かに、耐える顔。
それでああ彼は本気なのだと思った。
本気でボクを斬り捨てようとしているのだと。
不器用な彼のこと、それ以外の方法を、見つけることができなかったに違いない。
その直情さがいじらしく、愛おしい。
大人しく殺されてあげようか。
そんな思いも生まれたけど。
けれど、彼を殺人者にしたくはなかった。
こんな直接的な方法で殺したら、犯人なんてすぐにわかってしまう。
有無を言わせずまたがられ、首に手をかけられた。
冗談ではないとわかる、しかしすぐに死にも至れない中途半端な力で喉を塞がれている。
いっそ本気で力を加えれば、どちらも楽になれるだろうに。
馬鹿だ。
本当に馬鹿だ。
こんな結末しか見つけられなかったキミも、それを選ばせてしまった、ボクも。
なんでもっと早く、こうなる前に、やり直すことができなかったんだろう?
まるで壊れかけた砂の城。
手をかけるほどに、崩れてく。
「オマエなんか、いなければよかった」
そうかもしれませんね。
キミのすべてをかき乱して。
そして勝手に楽になる。
ボクはキミを不幸にすることしかできなかった。
でも、キミも悪いんですよ。
もっとお互い向き合って、ちゃんと、話をしていたら。
きっと、こんなことにはならなかったのだから。
もう、何を言っても遅いけど。
いっそ出会ったことが悪いと、考えてしまえば楽になれるだろう。
全てを運命のせいにして。
巻き込まれた自分の不幸を呪うだけでいい。
ただ神様を恨んで。
それだけで。
けれど、ボクは。
ボクは。
ボクだけは。
後悔、しない。
喉を塞がれて、彼に何も言えずこの世を去ってしまうことだけが、つらかった。
赤黒は断崖絶壁で、黄黒は依存症。
青黒はどこまでもすれ違ってる。
どこまでいっても平行線。
拍手お返事に移りますー。
コウさんこんにちはー^^
青黒に反応いただきありがとうございます♪
一度は限りなく近かっただけに、この2人の間にできてしまった溝が、深くて、どちらもそれをどうすることもできないのだと思います。
確かに、青峰本気を出せてないので、黒子は生き残れるかもしれませんね。
多分生き残れたらもっとちゃんと向き合えるかな。
青峰が傷つけるのを嫌がって離れていくかもしれませんけどね…。
黄瀬とか桃井が青峰にはっぱをかける話も書きたいなと思うんですよー。
でもなかなか難しいですね。
本編で、青峰がどうなるのかを見届けないと、そこまで深い話に到達できないのかもです。
黄瀬と緑間はその辺ある程度落ち着いてるので書きやすいんですけどねー。
あと因みに紫原の方読んだら、より青峰が生ぬるいとわかるかもしれません(笑)
比喩はですね、最初もっとまどろっこしくしようかと思ったんですけど、あっさりめにしておきました^^
砂じゃなくて普通の古城でもいいと思ったんですよね。
遺跡って、崩壊を止めることがすごく難しいんですよね。
廃墟とか、建築物がじわじわと腐食されていくと。
立て直せばいいんだけど、新しくしてしまったものに以前の価値はなかったりする(ここはいらないですけど)。
…やっぱ砂の城でよかったですね!
城は作ったことないのですがトンネル作るのが好きだったんです。
一度ひびが入るとそこから崩れていってあーあ、みたいな。
しかしトンネルだと美しさが半減しますのでね。
コウさん鬱な話がお好きですね!(笑)
私も大好物ですが(笑)
また書きますので楽しみにしておいてくださいませ!^^
ではでは、テスト頑張ってくださいね☆
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