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置いていかれるとわかってて言った。
別れの始まりになると知ってて言った。
終わりになんてしたくなかった。
これからもずっと一緒にいたかった。
隣にいるのが好きだった。
傍らで呼吸できるだけで幸せだった。
でも、そのために、彼を犠牲にしてはいけないのだ。
そうだ。
初めから、願うつもりなんてなかった。
それなのに、なんて、馬鹿なこと。
こんなに好きになってしまった。
こんなに依存してしまった。
キミのいないこの未来。
なんにもない。
真っ暗で。
もう、笑うしかできない。
馬鹿だ。
馬鹿だ。
ボクは馬鹿だ。
何も感じなければよかったのに。
何も思わなければ、感じなければ。
こんなこと考えなくて済んだのに。
目の前は、真っ暗で。
なんて不幸。
なんて無様。
最後の光もボクの元を離れた。
こんなこと考えたくなかった。
もっとちゃんと別れられるはずだった。
大丈夫だと言えるはずだった。
覚悟はしていたはずだった。
それなのに。
もう、絶望しかしない。
もう、どうすることもできない。
救われも落とされもしない。
全て終わった。
全部。
ああ。
こんなにもボクは彼が好きだった。
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