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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
「鬱陶しい!」
ベッドに入ってなお、絡みついてくる腕を、ついにイライラして、黒子は振り払った。
途端に黄瀬は泣きそうな顔をする。
「黒子っち~…」
真っ暗な中でも、その顔は容易に想像できて、それでも黒子は絆されてやる気にはならなかった。
「もう遅いんですから、大人しく寝てください」
「…一緒に寝てるんだから、いちゃいちゃしたっていいじゃないスかー…」
「もう十分しました」
「黒子っち冷たい…」
「ボクの安眠にも少しは協力してください」
「でもオレは黒子っちと少しでも近い方がよく眠れる気がするんス!!」
「ボクは寝てる時ぐらい離れたいです」
「ヒドッ!!」
「…いい子だから、素直に寝てくれませんか」
「…じゃあ、手、繋いでいい?」
「………繋ぐだけですよ」
「わーい!」
黄瀬は嬉々として黒子の手を探り当てる。
そして愛しそうに握りしめた。
「…ホント、子供っぽいですね、キミは」
「だって…一緒にいたいんス」
「…キミは、時々素直すぎて、こっちが恥ずかしくなりますよ」
「そう?」
「…はい」
「オレは、黒子っちがオレみたいでも、全然、嬉しいけど」
「…悪かったですね、可愛くなくて」
「いや、十分可愛いから!!」
「……どっちにしろ、腹が立ちます」
「ヒドイッス…」
「ほら、もう寝ましょう」
「…うん…。ホントは、もっと、話してたいんだけど」
「…明日、もっと話せばいいでしょう」
「…うん」
「…いい子にしてたら、明日、ご褒美上げますから」
「ご褒美!?何!?」
「うるさい」
「……ごめんなさい」
「大人しくしててくださいね」
「…楽しみで寝れそうにないんスけど…」
「寝てください」
「…黒子っち」
「…何ですか?」
「好きだよ」
「……知ってます」
「うん」