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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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すみません、暫くPCに触れることができなくなるので、返信等一切できなくなります。
ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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黄瀬が食事に加わるだけで、昼休みの時間は一気に騒がしくなり、
反響する階段を出て場所を移すことも珍しくはなくなっていった。
 





そして皆が集い始めたことを知った青峰が、お前らばっかりつるんでんじゃねぇよと、その輪に加わる。
勿論桃井もよくその輪に加わった。
彼女の場合同性の友達と一緒に食べることもあったが、
それでも愛しの人がいるだけあって、頻繁にやってきた。

結局キセキに情報伝達するにはその場が都合がいいということもあり、赤司と紫原もよく現れるようになる。

大人しくしていることに落ち着きを覚える黒子はその余りの派手さに若干引いていたが、
それでも、初めての感覚を楽しんでもいた。


「はー、もうすぐ期末ッスねー…」
「…またやばいんですか」
「お前は休みすぎなのだよ。休むならその分別の時間に勉強しろ」

「出来のいい緑間っちに言われたくないッス!しかも緑間っちにはコロコロ鉛筆があるじゃないッスか!!」
「馬鹿者、あれは最後の手段だ。必要がなければ使わないに越したことはないのだよ」
「そうですよ。もっと真面目になって下さい」
「あぅ…2人とも酷い…」

「まーどーせ今回も勉強会するんだろ?」
「しないと君全然勉強しないじゃないですか」
「いくら部活動で貢献していようと、エースがそんなでは誇れないのだよ」
「うっせーよ、どーせ高校なんて推薦で決まるだろーが」
「もう!そんなんじゃ社会に出た時ただのダメ人間じゃない!!」

「桃井さんの言う通りですね」
「でもなんか、なんでもうまく行っちゃうと確かにやる気はおきないっすよ…」
「つーか練習短縮になるのがうぜぇ」
「無くされないだけましだと思いますよ」

「てゆーか青峰君はテスト週間でも勉強せずにストリート行ってるじゃない!」
「まったく…あんな酷い成績表は見たことがなかったのだよ」
「おめーがよすぎんだろーが!!逆に馬鹿じゃねーの?」
「何が馬鹿なものか。勉強ができないのはただの怠惰なのだよ」
「緑間っちみたいにストイックな生き方できる人も少ないッスよ…」

「何事も程々でもいいのにね。皆そこらへん不器用だよね」
「オレは結構器用にこなしてるつもりッスけど?」
「黄瀬くんは仕事と勉学の両立ができてません」
「っう!」

「そもそも仕事と勉学とバスケと3足の草鞋を履くなどふざけているのだよ」
「それならお前は2足の草鞋を履いてんじゃねーか」
「馬鹿かお前は。勉強は学生の本分だ」
「見かけとても学生には見えねー奴がよく言うよ」
「ちょっと、喧嘩しないでよ!」

「といいますか、皆とても中学生には見えませんよね」
「あは、だって一般日本人より身長高くなっちゃいましたし」
「さつきもだいぶ成長したしなー。主に胸が」
「セクハラ発言はやめてくれる!?」
「…そもそも筋肉量からして普通ではないからな。違って見えるのは仕方ないだろう」
「日本人って筋肉付きにくいらしーッスしね」

「キミたちを見てると同じ人種なのか疑いたくなりますけど」
「っちょ!?」
「まぁテツはちっせーもんな」
「ボクは標準です。キミたちが規格外なんです」
「へいへい、聞き飽きたなその台詞」
「でも黒子っちだって結構成長してたじゃないッスか!」
「…ボク以上に伸びてる人に言われても、正直複雑です」

「俺なんか制服を買い替える羽目になったのだよ」
「てゆーかもうズボンとか特注の粋じゃないッスか?俺たちでさえ服あんまりないのに」
「つーか靴がねぇ」
「身長高すぎるのも困りものなのよね…」

「でかい人たちがいっぱいいると部室とかも異様に狭く感じられますしね」
「酷いッス!」
「でもバスケのはひれー方だろ。剣道とか大変らしーぜ」
「相変わらず交友関係が広いですね」
「部員が少なすぎる部から比べれば恵まれているさ。備品も充実しているしな」

「そりゃーこれだけ勝ってるのにしょぼかったら許されねーだろ」
「だからって乱暴に扱って壊すのだけはやめてよね!バスケ関連の本置いてたらすぐボロボロになるし」
「それだけ読んでるってことじゃないスか」

「違うわよ!私知ってるんだから、皆が雑誌投げたり人を叩くために使ったりしてんの!」
「そりゃお前もだろ」
「私はちゃんと自分のを使ってます!あんたたち叩くのに手じゃ力が足りないのよ!」


ぎゃいぎゃいと、賑やかに会話を交わして。
そうして季節は移りゆく。



そうやって楽しい時間を共有できることの喜びを、まだ、誰も気づいてはいなかった。



やがては、賑やかになる過程を逆戻りするように青峰が抜け、黄瀬が気まずさに耐えられなくなり。

最後には、黒子がいなくなって、もう、彼らが集まることはなくなるのである。




その始まりは、後、少し先。

 

 

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連作について
ブログの面倒なところは連作を書くときにどう投稿すべきか迷うところですね。
2と3の間に黒+緑+青を挟もうかと思ったけど思いつかなかったし、とりあえずログを流してしまいたかったので諦めて投稿しました。

この話も、もうちょっと会話を続けようと思えば続けられましたね…
またこっそり追記するかもしれません。
しないかもしれません。

会話は気が向いてるときはガンガン浮かぶので楽しいですよ。

しかし、来てくださる人が何を目当てにしているのかよくわかんないんです…
まあ満足していただけているならそれ以上にうれしいことはないですね。

それでは!
【2011/04/16 19:12】 NAME [静] WEBLINK [] EDIT []
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