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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
気怠い。
身体が重い。
真っ暗な天井をただ眺める。
窓からほんのり明かりが差し込んで薄らなら辺りが見えた。
静謐な夜の時間だ。
思わず飛び出してしまいたくなるような美しい夜。
あまり動きたくはなかったけど、喉が渇いて、体を起こす。
回されていた腕の持ち主が、それで気が付いてしまったようだった。
「…どうした」
「…喉が渇いただけです。起こしてしまってすみません」
「いいさ。…大丈夫か?」
「…はい」
そう答えると、頭を撫でられた。
無理をしていると思われているのだろう。
まあ、少しはつらい。
でも、彼はいつも優しかったし、できるだけこちらに負担をかけないようにしてくれていた。
だから、別に文句を言おうとは思わない。
たとえそれがバスケの為であっても。
彼が自分を大切にしてくれる、それだけで、嬉しかったから。
「…じゃあちょっと、補給してきます」
「ああ」
冷蔵庫から、勝手にお茶を取り出す。
もうこの家の勝手は大体知っていた。
冷たい水分で、頭がすっきりする。
やっと落ち着けた。
そんな感じがした。
彼といると、いつも、急かされている気持ちになる。
彼の前でだけは、失敗できない。
間違いたくない。
見損なわれたくない。
ただ彼の為だけに。
全てをささげなくてはいけない。
そんな気持ちになる。
そんなの馬鹿なことだとは知っているけど。
思ってしまうのだ。
「…そんなに茶が美味いか」
「……赤司君」
ほら、来た。
人を追い詰めることが得意なその声。
「一口飲んだだけで固まって。そんなんじゃ、朝になるぞ」
「…なりませんよ」
「…僕にもくれ」
「…どうぞ」
手を伸ばすと、コップを取られるとともに、引き寄せられた。
腕の中に収められる。
他のキセキの彼らとは違って、顔が、近くにあって、安心する。
恐れているのに安心するとは、どういうことか。
顎を引き上げられて、口付けられた。
口の中に含まれた液体が、入ってくる。
呑み込んだ。
渇きが、癒える。
そんなふうに、感じる。
「オマエはいつも腹ペコな顔をしているな」
「…してません」
「してるよ。いつもいつも、満たされないって、泣いているみたいだ」
「……そんなことないです」
「素直に甘えてくるなら、満たしてやれるのに」
赤司君は、ズルい。
こちらの欲しいものを見抜いて、誘ってくる。
ボクは、水揚げされた魚だ。
「いいんです。満たされなくて」
「…そうか?」
「ええ。もう、諦めてるので」
触れている部分が熱かった。
いいのだ。
この熱だけで十分なのだ。
これ以上を望めば、きっと取り返しのつかないことになる。
「馬鹿なテツヤ」
「…誰のせいですか」
「…僕のせいだな」
「……キミなんか、大嫌いですよ」
「それでもいいさ」
もう一度、口付けられる。
騙されてもいいかと、思わせられるそれ。
もうきっと後戻りはできないんだろう。
小夜さんへ!
コメント嬉しいです、ありがとうございます^^
赤黒好きとのお言葉初めていただきました(笑)
あんまり需要ないだろうなと思いつつ、まあ読んでくれる人もいるかなぐらいの気持ちで書いてたので嬉しかったです!
赤司君は黒子が一人で考えてあわあわしているところも楽しんで見ていると思うのでイヤな奴です(笑)
でもその愛は深いと思いますよ!
最終的にはちゃんとわかってるからって安心させてくれそうです。
身内には優しそうなのも赤司のいいところですよね!
最近赤黒かけてなかったのですが、ちょっと触発されました!
また書きますねvv
緑黒の方もコメありがとうございました♪
着付けできるってステータスですよね^^
和服はとても惹かれるものがありますよねー!
お下がりもロマンだと思います!
今回は緑間をちょっとはっちゃけさせてみました(笑)
気に入っていただけてよかったです^^
緑黒もちょくちょく更新していくのでよろしくしてやってください!
ではでは、ありがとうございました♪
またのお越しをお待ちしております!