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黒子のバスケの2次創作ブログ。 キセキ中心の黒子受け雑食(黒桃有)で文章書いてます。お勧め→◇
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ので、拍手とキリ番機能は停止させてもらいました。今までコメントありがとうございました!嬉しかったです!
更新は予約してますので、これまで通りにちゃんといくと思います。
暫く連絡は取れなくなりますが、これからも、よろしくしてくれたらうれしいです。
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授業が終わると、人に紛れて教室を出る。
10分の休みなら、ミスディレクションを発動し続けることは、そう難しくない。
 


 
センスのいい小物をやたらと取り揃えたやたらと嫌味な部屋。
TVやオーディオ機器、ゲームなどもやたらと充実していて、同年代なら泣いて羨ましがるだろう。
それでいて部屋の持ち主はそういったことにあまり興味がなく、
気がついたときにたまに使われるという程度の役割しか果たしていないのが憐れなところだ。


 

「ねぇ桃っち」
「なに、きーちゃん」
「なんで黒子っちは緑間っちのこと苦手なのによく一緒にいるんだろ」

 


昼休みというのは、休みを必要としない人間にとっては非常に面倒なものだ。
 

 

「よう、黒子、緑間。こんな僻地で昼飯食ってるのか」
「赤司君」
「赤司…」
 


 

部活合間の休憩中、黒子に突然黄瀬が近づいてきた。
何事かと怪訝な顔をする黒子に、黄瀬は不服そうに尋ねた。
 



黄瀬が食事に加わるだけで、昼休みの時間は一気に騒がしくなり、
反響する階段を出て場所を移すことも珍しくはなくなっていった。
 


まさにやまなしおちなしいみなし。
それっぽい空気が苦手な人は読まないことをお勧めいたします。



もう、駄目かと思った。

またあの時と同じことを繰り返すのだろうかと思った。
 
なんといいますか、やおいです。
危険です。どうか幼い方は見られないようにしてくださいませ。
しかも下手くそです。どうかご容赦くださいませ。



休日に黒子が部屋の中にいるのは、いつの間にかすっかり当たり前の光景になった。

 

ボクを待つ、その姿が。

彼に、重なる。

かつての光。

全てを焼き尽くすほどの、強い。



 



暑く蒸れた体育館から外に出て、深く息を吸う。
街よりは緑が多い合宿所は、少しは開放感を感じさせてくれた。
暑いことには変わりがないが。
しかし、汗をかいた体に、風があたるのが心地いい。




テツがいると、何もかもが簡単になる。
そんな気がしていた。



 



急な雨に追われて逃げ込んだ軒先で、止まない雨に捕らわれて立ち尽くす。
学校を出るときから危なげな予感はしていた。
予想通り、あっという間に降り出して、もうびしょ濡れだ。
今更傘を買う気にもならない。
 

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